生活保護の申請はどこに相談に行って、どのくらいの期間がかかるの?

生活保護の申請はどこに相談に行って、どのくらいの期間がかかるの?

生活保護を申請するには、どうしたらいいのでしょう?

そもそもどこに行けばいいのか?
何を持っていけばいいのか?
申請したらどのぐらいで保護を受けられるようになるのか?

分からないことだらけだと思います。

おまけに、窓口で断られて申請自体が出来ないなんてこともあるらしい、そんな話を聞くとちゃんと申請ができるのか不安になってしまいますよね。

ここでは生活保護を申請する場所から、持っていくもの、心構えなど保護の決定までの流れを説明したいと思います。

生活保護を申請する窓口はどこ?

住んでいる場所がある場合は、その自治体の福祉事務所に行きましょう。
地域によっては保健センターなどと併設だったり、役所の中にあったりします。

福祉事務所の生活保護担当課に行って申請します。
事務所によって課の名称が違う場合もあるので、受付で聞くといいでしょう。

住所が定まっていない場合や、DVや虐待から逃げていて住民登録した場所とは違う場所に住んでいる場合は、最寄りの福祉事務所でも、今後住みたい地域でも自分の選んだ所に出向いても構いません。

怪我や体調不良で直接窓口に行けない場合は、福祉事務所に電話をして生活保護を申請したい旨を伝え、職員に来てもらうように頼むことができます。

地域の民生委員や利用している施設のスタッフ、入院している場合は病院のスタッフなどを通して福祉事務所へ連絡をしてもらうこともできるので、生活に困った状況になったら早めに相談しましょう。

生活保護申請から決定までの流れ

大まかな流れは以下の通りです。

① 福祉事務所で事前相談  1日
② 申請書 書類提出  当日~数日
③ 調査 数日
④ 決定 ②から14日以内

①福祉事務所で事前相談

まず窓口では「申請書を提出したい」ときっぱりと言いましょう。「生活保護ができるか相談に来た」などというと、相談だけで申請しないままに返されてしまうことがあります。

現在の生活状況や所持金、健康状態や、家族構成、職歴など様々なことを聞かれます。
記帳した通帳などを持っていくと話が早くなります。

②保護申請書、その他書類提出

保護申請書をもらい提出しましょう。保護申請書は書式を満たしていれば、自分で作成したものでも構いません。
資産申告書、収入・無収入申告書など、その他必要な書類ももらえるので、その場で提出できるものは提出します。

③調査

福祉事務所の調査員が家庭訪問に来て、資産や住居などの実態を調査します。
日時は福祉事務所と相談して決めますが、訪問が遅くなれば決定までの時間が延びることもあるので、早めの日を指定しましょう。

④決定

申請書提出から原則14日以内に、生活保護が支給されるかどうか決定がなされます。
一か月以上たっても連絡がない場合は問い合わせましょう。

保護が決まると、基本的に申請日に遡って申請日から当該月の末日までの保護費が支給されます。それ以後は、毎月初に口座振り込みになります。

申請時に持っていくものと注意点

相談、申請時には決定に必要な事項を聞かれます。
中には聞かれたくないこと、言いにくいこともあるかもしれませんが、正直に答えましょう。

疑問に感じたことはどうしてその質問が必要なのか、すぐに聞きましょう。分かりにくい用語も多いので、メモを取りながらしっかり話を聞きましょう。

持っていくとスムーズになるもの

申請の時に全部のものが揃っている必要はありません。
「○○がないから申請は受け付けられません」などと言われても、臆せず必ず申請書をもらい提出しましょう。

  • 通帳、できれば記帳していきましょう
  • 印鑑
  • 給料明細等、離職票など仕事に関する書類
  • 保険証
  • 賃貸住宅の場合は賃貸契約書など住居関係の書類
預貯金や現金について

預貯金や所持金もある程度は残っていても申請や保護の利用には支障がありません。
むしろ残高が全くなくなってしまう前に申請しましょう。

保険について

高額な生命保険に入っている場合は解約するように言われる場合もありますが、子供のための学資保険、掛け金の安い保険などは認められることもあります。

扶養照会とは

申請に当たっては、家族構成なども聞かれます。親や兄弟、配偶者などに福祉事務所が連絡をし「扶養(支援、仕送りなど)ができるか」を確認する「扶養照会」がなされます。

絶縁状態だったりして、扶養照会そのものが気の重いことだとしても、生活保護を受けるために必要な手続きです。
生活を立て直すためだと思って、割り切りましょう。

DVや虐待で逃げている場合は、居場所を知らせることになるので、扶養照会は求めなくてもよいことになっています。
その場合はきちんと担当者に話して念を押しておきましょう。

信頼できる第三者の同行・同席を

窓口によっては、年齢、性別、病気がないことなどを理由に、もう少し頑張りましょう、などと言って、申請そのものを諦めさせるような対応をされる場合があります。

ごく僅かですが、最初から不正受給を目的にした申請も中にはあり、それに対処するためかもしれませんが、申請を受理して調査をして判断するのが本来の姿で、申請を受け付けないのは違法です。

そのような対応をされないか不安な時、初めての場所でうまく説明できるのか心配な時、信頼できる友人に同行を頼んでみましょう。
相談、面接中も同席して一緒に話を聞くことができます。

もし頼める友人がいない場合は、弁護士や司法書士、生活保護問題の支援団体、障害者やDV被害者の支援団体の人などに相談し、同行を頼むのも心強いでしょう。

「生活保護に関する相談窓口の一覧」を参照してください。
相談料は無料の場合が多いですが、条件によっては料金のかかる場合もありますのでご注意ください。

生活保護申請のまとめ

生活に困った状況になったら、早めに生活保護を受けることを検討しましょう。

もし生活保護の要件を満たさない場合でも、その他の福祉サービスを活用できるかもしれません。
どうせ認められないと諦めずに、まずは福祉事務所に相談、申請してみることが第一です。

生活保護は国民全員に認められた権利です。堂々と主張して、苦しい生活を立て直すことを優先しましょう。

 

◆生活保護に関する相談窓口

東北生活保護利用支援ネットワーク
022-72-7011(月~金13時~16時)

首都圏生活保護支援法律家ネットワーク
048-866-5040(月~金10時~17時)

北陸生活保護支援ネットワーク福井(福井・富山)
0776-25-5339(火18時~20時)

北陸生活保護支援ネットワーク石川
076-231-2110(火18時~20時)

生活保護支援ネットワーク静岡
054-636-8611

東海生活保護利用支援ネットワーク(愛知、岐阜、三重)
052-911-9290(火、木13時~16時)

近畿生活保護支援法律家ネットワーク
078-371-5118(月~金10時~16時)

生活保護支援中国ネットワーク
0120-968-905(月~金9時半~17時半)

四国生活保護支援法律家ネットワーク
050-3473-7973(月~金10時~17時)

生活保護支援九州ネットワーク
097-53-7260(月~金10時~17時)

NPO法人 自立生活サポートセンター・もやい
03-3266-5744(火12時~18時、金11時~17時)

ホームレス総合相談ネットワーク
0120-843-530(月、水、金11時~17時)

◆法律に関する無料相談

法テラス・サポートダイヤル
0570-078374(月~金9時~21時、土9時~17時)

◆生活保護制度全般に関する情報

生活保護問題対策全国会議

https://seikatuhogotaisaku.blog.fc2.com/

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