原油安による世界への影響!石油減産の表と裏…

原油安による世界への影響!石油減産の表と裏…

最近のニュースで、原油安のためガソリンの価格が安くなると耳にしますが、原油安が世界に与える影響はどんななのでしょうか?

ガソリンの価格が安くなのるは嬉しいですが、原油安は世界の経済に良くも悪くも大きな影響を与えます。

原油安が世界に与える影響について知っておきましょう。

  • 1.なぜ原油安なのか?
  • 2.原油安が与えるプラスの影響は?
  • 3.原油安によるマイナスの影響は?
  • 4.原油安は続くのか?

1.なぜ原油安なのか?

ガソリンの価格は、少し前まで値上がりしていましたが、なぜ今になって、原油安になったのでしょうか?

今回の原油安の大きな原因は、石油輸出機構(OPEC)が、11月の総会で石油の減産を見送ったからだと言われています。石油が減産されないので、石油の価格が下がったのです。

また、なぜ石油輸出機構(OPEC)が石油の減産を見送ったのかと言うと、サウジアラビアが減産に反対したからです。

興味深いのは、原油の価格が下がることは、石油の最大産油国であるサウジアラビアにとっても痛手なのに、なぜサウジアラビアが減産に反対したのか?

表向きの理由は、特に北米で生産が進んでいるシェール(非従来型の石油やガス)に対抗するため。

安い値段で石油を提供すれば、シェールではなく石油を購入してもらえると考えているのです。

表向きの理由と書きましたが、実はサウジアラビアが減産に反対したのには、他にも理由があると言われています。
その1つが、石油に大きく依存しているロシアへのけん制です。

また、サウジアラビアと長年に渡って仲が悪いイランへの当てつけだろうという憶測もされています。

2.原油安が与えるプラスの影響は?

石油や石油から出来ているものを消費している国にとっては、石油の価格が下がることは経済にプラスの影響です。
日本も、原油安の恩恵を受けることができます。

あるメディアでは、円安の打撃を受けている日本にとって、原油安は神風だと報道がされるくらいです。

CNBCというアメリカのメディアによると、このまま原油安が続けば、原油安の恩恵を最も受ける国はフィリピンで、これから2年間で経済成長が7.6%プラスになると言います。

そしてフィリピンに続いて、原油安の恩恵を大きく受けるのは中国とインドで、経済成長率は、それぞれ7.1%と6.7%プラスになると予想されています。

またCNBCは、この原油安は世界の多くの国の経済成長にプラスになると指摘しています。これは、国が経済を活性化させるために減税を行うのと同じくらいの効果があると言います。

3.原油安によるマイナスの影響は?

原油安によって打撃を受けるのは、当然のことながら石油の産油国です。

特に、国の歳入を石油による収入に依存している国が受ける打撃は大きく、その代表がロシアとベネズエラです。

最近、モスクワに暮らす市民の一人は、ロシアの通貨ルーブルの価値は、それまでの半分くらいに落ち込み、物価が高くなって暮らしが大変だと訴えていました。

お給料は変わらないのに、物価の大きく上昇したために、とてもそれまでと同じ暮らしはできないと言います。
高くて、お肉も買えないくらいだそうです。

また、ロシアは石油の価格の減少による打撃だけでなく、ウクライナにロシアが介入することに反対するアメリカやヨーロッパから経済制裁を受けています。

例えば、ロシアではこれらの国の製品の多くが姿を消しているのです。
そして、ロシアからこれらの国への輸出量もかなり減っています。

このアメリカやヨーロッパからの制裁に加えて、原油安の動きは、ロシアにとってかなりの痛手になっています。

今回の原油安の引き金になったサウジアラビアも、世界最大の産油国なので、原油安の打撃を受けています。
しかし、サウジアラビアの国の歳入は石油だけに頼っていないので、その打撃はロシアやベネズエラに比べると少ないと言います。

また、世界に数多く存在する石油会社の経営は厳しくなり、原油安が続けば、職を失う人も出てくるだろうと予測されています。
そして石油会社に投資している人達にとっても、原油安は大きな痛手です。

4.原油安は続くのか?

ここ数日で加速した原油安。

誰もが原油の価格のこれからの動きが気になっていますが、メディアによってこの原油安がさらに加速するのか、続くのか、それともすぐに終わってしまうのか予測は異なっているのが現状です。

先月11月の石油輸出機構(OPEC)で減産を見送りしたことを受けて始まった原油安。
短期間で原油安になったため、まだ十分に分析ができていと言えます。

原油安の最悪のシナリオは、2009年のオイルショックくらいまで価格が下がること。

今月12月には、70ドルをきって、68ドルまで下がっていますが、この価格は、それまでより40%も下がっていることになります。

もし最悪のシナリオになると、2009年のオイルショックのピークは33ドルだったので、今の価格の半分になります。

実際、2009年の時の価格まで下がると見ている専門家は少なく、今の価格が続くのではないかと言われています。ただ、石油の発掘のコストなどを考慮すると、石油の価格が70ドルを切ると、もとが取れませんと言われています。

70ドルを下回る状況が続けば、石油産油国にとっては大変なのです。

これからの原油の価格の動きから目が離せません。

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