※新型コロナウイルス感染拡大防止に伴い、掲載カードローン各社の営業時間等が変更になっている場合があります。詳細は各社公式サイトをご確認ください。

監修者
有限会社アローフィールド代表取締役社長
矢野 翔一
やの しょういち
アコム |
|
![]() |
|
---|---|
目次
アコムの返済方法(各返済方法のメリット・デメリット)
アコムを初めて利用する場合、最大30日間までは金利が0円です。急にお金が必要になり、「次の給料日までに返済すればいいや」と利用を申し込んだことがある人も多いのではないでしょうか。
いざ申し込んではみたものの、返済方法が限られていて、借りた後に不便を感じるようでは困ってしまいますよね。しかし、アコムには以下のように多数の返済方法が用意されているため、自分の都合に合った返済方法を選ぶことが可能です。
アコムの返済方法
- インターネット返済
- ATM(コンビニA、アコム専用)返済
- 店頭窓口返済
- 振込・口座振替返済
各返済方法の特徴、メリットとデメリットについて見ていきましょう。
インターネット返済
インターネット返済とは、インターネットバンキングを利用してアコムに返済を行う方法です。
インターネット返済には以下の3つのメリットが挙げられます。
インターネット返済のメリット
- 手数料が無料
- 24時間いつでも返済可能
- 土・日・祝日も返済できる
返済に手数料がかかると、返済回数が増えれば増えるほど手数料がかさむので、返済総額が大きくなります。通常のインターネットによる振込も手数料がかかりますが、アコムの場合はPay-easy(ペイジー)を利用しているので手数料が0円です。そのため、手数料を気にせずいつでも返済できます。
ちなみにPay-easyとは、税金や公共料金、各種料金といった支払いを、金融機関の窓口やレジなどに並ばず、パソコンやスマホ、ATMから簡単に支払えるサービスです。
また、ATMに行く時間がない人や、返済日を忘れていて急いで返済しなければならない人でも、24時間、土・日・祝日でも返済できるので安心です。
ただし、インターネット返済には以下の2つのデメリットが挙げられます。
インターネット返済のデメリット
- 金融機関やアコムのメンテナンスなどによるサービス停止時間は利用できない
- インターネットバンキング対応の金融機関の口座開設が必須
例えば、三井住友銀行のインターネットバンキング(SMBCダイレクト)は、毎週日曜日の21:00~月曜日の7:00までメンテナンスを行っているので利用できません。また、アコムは以下の日時はメンテナンスを行っているので利用できません。
アコムのインターネットバンキングのメンテナンス時間
- 毎週月曜日1:00~5:00
- 1月1日20:00~2日6:00
- 毎月第3日曜日0:00~5:30(6月・9月は~6:00)
また、インターネット返済を利用する際はインターネットバンキング対応の金融機関しか利用できないため、インターネットバンキング対応の金融機関の口座開設が必須です。
ATM(コンビニ、アコム専用)返済
ATM返済とは、提携ATMやアコム専用のATMからアコムに返済をする方法です。提携ATMは提携先金融機関のATMとコンビニに設置されているATMがあります。
ATM返済には以下の2つのメリットが挙げられます。
ATM返済のメリット
- 24時間返済可能
- 土・日・祝日でも返済できる
24時間営業しているコンビニが近くにあれば、24時間いつでも返済することができます。また、金融機関が営業していない土・日・祝日でも返済できるのがメリットと言えます。
ただし、ATM返済には以下の2つのデメリットが挙げられます。
ATM返済のデメリット
- 近くにATMがないと時間と手間がかかる
- 提携ATMは手数料がかかる
- メンテナンス時間は利用できない
近くに提携ATMやアコムATMが設置されていない場合、遠方のATMに返済に行くのは不便です。また、アコム専用ATMは手数料がかかりませんが、提携先ATMは1万円以下で110円、1万1円以上で220円の手数料がかかるため、提携先ATMを選ぶと返済総額が大きくなる可能性があります。
24時間返済できると言っても、毎週月曜日の1:00~5:00は定期点検のため、アコムATMと提携ATMは利用できません。セブン銀行ATMは23:50~0:10、イオン銀行ATMは23:45~0:10はメンテナンスを理由に返済できない点にも注意が必要です。
店頭窓口返済
店頭窓口返済とは、アコムの店頭窓口にて返済を行う方法です。店頭窓口返済には以下の2つのメリットが挙げられます。
店頭窓口返済のメリット
- 相談しながら返済できる
- 返済手数料が無料
毎月の返済額の見直しや返済で不安に感じたことなどを相談しながら返済を行うことができます。また、提携ATMによる返済は手数料がかかりますが、店頭窓口での返済は手数料がかからないため、返済総額を少しでも抑えることが可能です。
ただし、店頭窓口返済には以下の2つのデメリットが挙げられます。
店頭窓口返済のデメリット
- 窓口の数が少ない
- 土・日・祝日は利用できない
アコム専用ATMは比較的多く設置されていますが、窓口のある支店の数は多くありません。そのため、支店が設置されていないエリアではこの方法を利用できないのがデメリットと言えます。
また、店頭窓口は平日9:30~18:00までしか営業を行っていません。そのため、夜遅くや土・日・祝日は返済できない点にも注意が必要です。
振込・口座振替返済
振込・口座振替返済とは、アコムの指定銀行口座に振り込む、口座からの自動引き落としでアコムに返済を行う方法です。
振込・口座振替には以下の2つのメリットが挙げられます。
振込・口座振替のメリット
- 既に開設済みの口座を利用できる
- 返済忘れを防ぐことができる
インターネット返済は、インターネットバンキングに対応している金融機関の口座開設が必須でした。しかし、振込は、インターネットバンキングに対応している必要はないため、既に開設済みの口座を利用して返済を行うことが可能です。
また、口座振替は自動的に引き落とされるため、返済忘れを防ぐことができるという大きなメリットがあります。
ただし、振込・口座振替には以下の3つのデメリットが挙げられます。
振込・口座振替のデメリット
- 各金融機関指定の手数料がかかる
- 口座振替の開始まで2~3ヶ月かかる
- 取り扱いできない金融機関がある
振込には各金融機関指定の手数料がかかるため、返済回数が多くなると返済総額が増えてしまいます。また、口座振替を選択した場合は、登録から開始まで2~3ヶ月の時間がかかるほか、一部の金融機関は利用したくても取り扱っていない可能性があるので注意が必要です。
アコムの返済日
アコムで借り入れたものの、アコムの指定日に返済するのか、自分で返済日を決めることができるのか気になっている人もいると思います。
続いて、アコムの返済日の種類とどの返済日を選ぶべきかについて見ていきましょう。
返済日の種類
アコムの返済日には以下の3つが挙げられます。
アコムの返済日
- 35日ごとの場合
- 毎月指定期日の場合
- 口座振替を利用する場合
35日ごとを選んだ場合は、借入翌日から35日後が返済期日になります。また、取引途中で返済した場合には、返済日の翌日から35日後が次の返済期日になります。追加借入を行っても、その翌日から35日後に延長されません。従来の返済期日が適用されるので注意が必要です。
毎月指定期日を選んだ場合は、希望日を返済期日にできます。返済期日より15日以上前に返済すると、前月の追加入金扱いとされるので注意が必要です。
口座振替を選んだ場合は、毎月6日が返済期日となります。毎月20日が締日になっており、それまでの利用金額に基づいて翌月6日に自動引き落としが行われます。
どの返済日を選ぶべきか
3つも返済日があると、どれを選べばいいかわからないという人も多いと思います。自分の都合で自由に返済したいという人は「35日ごと」の返済日を選択した方が良いといえます。ただし、毎月返済日が変わるため、返済日を忘れることがないように注意が必要です。
返済日を忘れるのが不安という人は「毎月指定期日」や「口座振替」を選択した方が良いと言えます。
アコムでは、返済日を変更できます。合わないと感じても、口座振替を除いて変更がすぐに反映されるため、「自分の都合で自由に返済したいか」「返済日を忘れるのを防ぎたいか」を考慮しながら選ぶと良いでしょう。
アコムの返済額の決まり方
アコムでは、定率リボルビング方式で返済額を算出しています。
定率リボルビング方式では、借入残高に一定割合をかけた金額を最小返済額と定めて、毎月それを上回る金額の返済を行います。一定割合は以下のように契約極度額によって異なります。
- 30万円以下の場合:借入残高の4.2%以上
- 30万円超、100万円以下の場合:借入残高の3.0%以上
- 100万円超の場合:借入残高の3.0%、2.5%、2.0%、1.5%以上
例えば、極度限度額20万円で契約して、実質年利18.0%、5万円の借入をした場合には、5万円×4.2%=2,100円となります。ただし、1,000円以下は切り上げるため、毎月の最小返済額は3,000円です。
支払い利息を減らすためにできること
例えば、年18.0%で10万円を借りたとすると、返済回数10回の返済総額は10万9,710円です。一方、返済回数20回では11万8,930円と支払い利息が多くなります。
支払い利息を少しでも抑えたい場合は、利息がどのように計算されるのか、どうすれば利息を減らせるのかを事前に把握しておくことが重要です。
利息の計算方法と利息の減らし方について見ていきましょう。
利息の計算方法
アコムの利息は、借入残高と利率と利用日数に基づいて算出します。
具体的な計算式は「借入残高×利率÷365日×利用日数」です。
例えば、借入残高10万円、利率18.0%、利用日数30日の利息は、
10万円×18.0%÷365日×30日=1,479円
となります。
同条件で利用日数を90日と3倍に伸ばすと利息は、
10万円×18.0%÷365日×90日=4,438円
に増えます。
また、利用日数を元の30日で借入残高を3倍の30万円に増やしても利息は、
30万円×18.0%÷365日×30日=4,438円
と同じ結果になります。
利息の減らし方
利息の計算方法から、利用日数が短ければ短いほど支払い利息を少なく抑えられることがわかりました。そのため、少しでも利息を減らしたいのであれば、返済回数30回を20回、20回を10回など、返済回数を減らして利用期間を短くすれば、支払い利息を抑えることが可能です。
また、利息を減らすには、利用日数を短くするだけでなく借入残高を減らすという選択肢もあります。毎月の返済額や返済日が決まっている状況でも、追加入金や早めの返済を行えば、借入残高が減るので利息も少なくなります。
そのため、支払い利息を抑えたい場合、「利用日数を短くする」「返済額を増やす」の2つにしっかり取り組むことが重要と言えるでしょう。
お金に余裕ができれば一括返済も可能
まとまったお金が入った際に一括返済したいと考えている人も多いと思いますが、もちろん一括返済は可能です。一括返済には以下の3つのメリットが挙げられます。
一括返済のメリット
- 利息を減らすことができる
- 他のローン審査に通りやすくなる
- 精神的負担を軽減できる
一括返済を行うと、利用日数を短縮できるため、従来支払うはずだった利息を減らすことが可能です。また、完済で借入が1つなくなるので他のローン審査に通りやすくなります。
返済期間中は「○日までに返済しなければならない」という精神的な負担がかかりますが、一括返済を行うことで負担から早く解放されます。
一括返済を行う際は、インターネット、店頭窓口、ATM、振込の中から自分の都合に合った返済方法を選ぶことが可能です。
インターネット、店頭窓口、振込は借入残高分をきっちり返済できますが、ATMは1,000円単位での返済しかできないため、端数が生じる可能性があります。
1,000円以下の端数が残った場合、利息や手数料が加算されない、支払い期限のない無利息残高として扱われるため、後日別の返済方法にて端数分の返済を行わなくてはなりません。
無利息残高のまま放置していても問題ありませんが、完済までは契約解除にならないので注意が必要です。
返済を忘れた場合
借入を行った人の中には、返済日を忘れてしまう人や口座振替を選んでいても口座残高が不足して返済を行うことができない人もいます。このように返済を忘れた、もしくは返済が滞った場合、アコムから何かペナルティが科されないか不安を抱えている人も多いのではないでしょうか?
これらの事態が生じると、遅延損害金の発生やアコムから電話連絡や催促が行われるので注意が必要です。遅延損害金、電話連絡・催促の内容について詳しく見ていきましょう。
遅延損害金
遅延損害金とは、返済が遅れた日から支払いが完了する日まで遅延利息(債務不履行に基づく損害賠償金)が上乗せされることです。アコムの遅延損害金は年20.0%に設定されています。
遅延損害金は「返済残高×遅延損害金の利率÷365日×経過日数」で算出します。
例えば、借入残高10万円、遅延損害金の年20.0%、経過日数が20日だった場合の遅延損害金は、10万円×20.0%÷365日×20日=1,095円です。
通常の返済額に遅延損害金が上乗せされると、返済総額が大幅に増えるため、返済の負担が大きくなります。返済に必要なお金を準備できない場合は事前にアコムに相談する、返済を忘れていることに気づいた場合はすぐに返済するなど、遅延損害金を膨らませないように注意しましょう。
電話連絡・催促
従来の返済期日に返済が行われていない場合、アコムの担当者から登録していた連絡先に電話連絡が行われます。
この時点では、登録していた連絡先への電話連絡であるため、家族や会社にバレる可能性はほぼありません。しかし、それを無視していると、会社や自宅に電話連絡が行われるため、借入が会社や家族にバレる可能性があります。
返済を忘れたまま放置すると、遅延損害金によって返済総額が膨らむ、会社や家族にバレるリスクが高くなるため、返済を忘れないように注意しましょう。
返済忘れを防ぐためのツール
返済を忘れないように注意していても、忙しい日々が続いたり、急な用事が入ったりすると忘れてしまうこともあります。アコムでは、そのような返済忘れをできる限り防ぐために、eメールサービスを提供しています。
eメールサービスとは、返済期日の3日前、返済期日の当日、返済期日経過後もeメールで返済期日に関するお知らせを行ってくれるサービスです。
このサービスを利用するためには、アコムの会員ページにログインし、eメールサービスに登録する必要があります。
このようにアコムは「うっかり返済期日を忘れてしまう」といったケースを少しでも減らす取り組みに注力しているため、安心して借入を行うことができるでしょう。