※新型コロナウイルス感染拡大防止に伴い、掲載カードローン各社の営業時間等が変更になっている場合があります。詳細は各社公式サイトをご確認ください。

監修者
ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)
飯田 道子
いいだ みちこ
三菱UFJ銀行カードローン |
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カードローンの審査で収入証明書は原則必要
はじめに、カードローンを申し込む際の提出書類について確認しておきましょう。一般的には、次の2つの書類が必要になります。
(1)本人確認書類
- 運転免許証(両面)
- パスポート(顔写真が載っているページ、現住所が記載されたページ)
- マイナンバーカード(表面)
- 健康保険証(両面)
など。
いずれも有効期限内である必要があります。Web申込では書類を撮影した画像、郵送申込では書類のコピーを送付します。
本人確認書類の記載住所と現住所が異なる場合は、住所確認書類(公共料金の領収書や住民票の写し)などが求められます。
(2)収入証明書類
- 給与明細書(直近2ヶ月分)
- 源泉徴収票(最新年度のもの)
- 課税証明書(最新年度のもの)
- 確定申告書(最新年度のもの)
など。
利用希望額が50万円超である場合、全体の借入総額が100万円超になる場合は収入証明書を提出しなくてはなりません。
本人確認書類であれば、手元にあっても、収入証明書となると準備に、時間や手間がかかってしまうのではないかと思う人も多いのではないでしょうか。
ただし、給与明細などは毎月会社から受け取っているはず。再発行することもできますが、まずは家の中にないか探してみましょう。
カードローンの申込に必要な収入証明書の種類とは
カードローンの申込はできるだけ速やかに手続きしたいもの。
収入証明書として利用できる書類について、種類をまとめてみました。今すぐ手元にないという場合でも、入手方法も記載していますので、ぜひ参考にしながら確認してみてください。
カードローン審査で使える収入証明書の例
収入証明書類 | 内容・入手先 |
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源泉徴収票 | 勤務先が発行するその年の収入の証明書。12月から1月にかけて勤務先が発行する |
給与明細書 | 勤務先が発行する1ヶ月分の給与内容を記した明細書。賞与がある場合は別途賞与明細書も必要となる。勤務先で再発行交付してもらえる。 |
住民税決定通知書、 納税通知書 |
勤務先または自治体から交付される。自治体窓口で再発行してもらえる。 |
課税証明書 | 住民税の課税額や所得を証明する書類。その年の1月1日時点に住所があった自治体から申請を出せば入手できる。 |
所得証明書 | 1年間のすべての収入(所得)の内訳が記載されている。その年の1月1日時点に住所があった自治体に交付申請を出せば入手できる。 |
納税証明書 | 納めた税金の金額を証明する書類。住民税は自治体窓口、所得税等は税務署から交付される。 |
確定申告書 | 1年間の所得にかかる税金を計算し、納税すべき税額を税務署に申告するための書類。2月から3月にかけて自身で税務署に申請する。所得証明書として使うためには「控え」に税務署の収受印等が押されている必要がある。 |
青色申告決算書 | 確定申告(青色申告)のために必要となる書類。損益計算書とその明細、貸借対照表の4枚から構成される。所得証明書として使うためには「控え」に税務署の収受印等が押されている必要がある。 |
いくつかある収入証明書のうち、比較的用意しやすいのは、会社員なら源泉徴収票、事業主なら確定申告書の控えです。もしなくしてしまっても、勤務先に頼めば再発行してもらえます。
自営業や個人事業主の人は事業資金目的の利用は不可。源泉徴収票も利用できない
カードローンは、一般的に満20歳以上69歳以下の人で安定した収入と返済能力があり、審査基準を満たせば、誰でも借りることができます。
雇用形態は、正社員、契約社員、派遣社員のほか、アルバイトやパート、自営業者や個人事業主でも利用可能です。
ただし、借りたお金の使いみちについては要注意。個人向けのカードローンでは、基本的に事業性資金を目的とした借入はできません。事業性資金を目的とした場合は、ビシネス向けのカードローンを利用しないといけないので、注意しましょう。
また、自営業や個人事業主の人の場合、給与明細のように毎月受け取れる所得証明書はありません。取引先からの源泉徴収証も、1社ごとに送られてくるものなので、トータルの収入を示すものではないことから、これも使うことができません。 自営業者や個人事業主の場合は、原則的に確定申告書の写しを提出します。なお、一部のカードローンについては、事業計画、収支計画、資金計画など営業状況確認に関する書類の提出を求められることもあります。 必要な収入証明書類は利用者ごとに異なることもありますので、事前に確認して、申込時に不備のないようにしておきましょう。
収入証明書が求められる条件は?利用希望額が50万円超の場合は必須
「手元に収入証明書がないが、早くお金を借りたい」。と思うこともあるかもしれません。
収入証明書を提出せずにカードローンの申込を完結することは可能なのでしょうか。
結論からいえば、それは可能です。
収入証明書の提出が求められるのは、借入希望額が50万円を超える場合など。
収入証明書の提出を求められる条件
銀行のカードローン | 「希望する利用限度額が50万円超の場合 |
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消費者金融のカードローン | (1)(2)のどちらか一方を満たす場合 (1)借入希望額が50万円超 (2)借入希望額と他社での利用残高の合計が100万円超 |
銀行、消費者金融ともに、借入希望額が50万円超になるかどうかが線引きになります。
ただし、消費者金融の場合は、今回申込の借入希望額と、すでに他社で借りているお金を合わせた金額が100万円を超えている人は収入証明書が必要です。
申込時に「他社お借入金額」の入力を求められます。ここでは必ず正確な金額を入力してください。
そのほか、これらの条件に該当しなくても、収入証明書の提出が求められる場合があります。「いますぐに申し込みたい」「お金を借りたい」。そんな急ぎの場合でも、できるだけ収入証明書を用意しておいたほうが無難といえるでしょう。
消費者金融のカードローンで収入証明書が必要になるのは総量規制が関係
消費者金融などの貸金業者は、貸金業法という法律で、利用者の「返済能力の調査」が義務付けられています。貸金業者は、利用者への「過剰貸付の禁止」が義務付けられており、いわゆる「総量規制」と呼ばれるものです。
総量規制により、「借入の総額は年収の3分の1まで」とされています。例えば、年収300万円の人は100万円までしか貸金業者からお金を借りられない、ということです。貸金業者は、利用者から収入証明書を提出してもらうことで、総量規制の範囲内での利用限度額の確認にも利用しているのです。
銀行法という別の法律で運営されている銀行のカードローンは、法律的には総量規制の対象外。ただし、銀行業界においても利用者保護の観点から、総量規制に準じたルールを自主規制として定めている金融機関も多くなっています。借入時の総量規制は、銀行のカードローンにおいても実質的にはかかるもの、として考えておきましょう。
50万円以内の利用限度額を希望していても収入証明書は提出した方がよい
収入証明書の提出は50万円超の場合に必要と説明しました。
では、それ以下の場合ではどうでしょうか?
結論からいえば、50万円以下の場合は収入証明書を提出せずに審査が完了することが多いです。理屈からいえば、申込時に利用希望額を50万円以下で申し込めば、収入証明書なしで申し込める、ということ。
借入希望額が50万円以内であっても、収入証明書を提出し50万円超の希望額で申し込んだ方が、金利面でメリットがある場合もあります。
なぜなら、カードローンの金利は、利用限度額が大きくなるにしたがって、低く設定されることが多いからです。
アコムカードローンの借入金利
利用限度額(契約極度額) | 適用金利(実質年率) |
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1万円〜99万円 | 年7.7〜18.0% |
100万円〜300万円 | 年7.7〜15.0% |
301万円〜500万円 | 年4.7〜7.7% |
501万円〜800万円 | 年3.0〜4.7% |
三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」の借入金利
利用限度額 | 基準金利 |
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10万円以上100万円以下 | 年13.6〜14.6% |
100万円超200万円以下 | 年10.6〜13.6% |
200万円超300万円以下 | 年7.6〜10.6% |
300万円超400万円以下 | 年6.1〜7.6% |
400万円超500万円以下 | 年1.8〜6.1% |
消費者金融のカードローンは、申込時に借入希望額を記入できますが、借入希望額を記入できますが、銀行のカードローンに審査後に利用限度額が提示されるところもあります。
借入希望額が50万円以下であっても、審査によってそれよりも高い利用限度額が可能と審査されれば、結局、収入証明書の提出が求められます。
多少手間であっても、最初から収入証明書を準備しておく方が無難でしょう。
収入証明書を準備する時間がない!急ぎならWeb完結可能な消費者金融を検討
手続きの時間に余裕がある人は、事前に収入証明書を準備しておくと、急に提出を求められた際にも慌てずにすむので安心。
しかし、収入証明書は手元にないけど1日でも早く、可能なら今日中にお金を借りたい、と、急ぐ人もいると思います。
そうした人は、消費者金融のWeb完結のカードローンを検討してみましょう。
Web完結なら、申込から本人確認書類の提出、審査結果の連絡、契約まで、すべてインターネットを介した手続きが可能。消費者金融なので、利用限度額を50万円以下にしておけば、他社での借入がない限りは収入証明書の提出を求められることはありません。カードレス対応が可能なカードローンであれば、ローンカードを使わずに借入でき、即日にATMから引き出すことも可能です。
カードレス対応が可能なカードローンであれば、ローンカードを使わずに借入でき、即日にATMからの引き出すことも可能です。
複数の大手消費者金融のカードローンがWeb完結申込に対応しています。
アコム |
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アイフル |
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