※新型コロナウイルス感染拡大防止に伴い、掲載カードローン各社の営業時間等が変更になっている場合があります。詳細は各社公式サイトをご確認ください。

監修者
ファイナンシャル・プランナー
伊藤 亮太
いとう りょうた
三菱UFJ銀行カードローン

- 利用限度額:10万~500万円
- 三菱UFJ銀行の口座新規開設不要
- 借入状況によっては返済は月1,000円からOK
目次
カードローンは銀行や消費者金融からお金を借りる方法のひとつ
銀行や消費者金融からお金を借りる方法のひとつに、カードローンがあります。 住宅ローンなどお金を借りる目的が決まっている場合は、銀行などから専用のローンを借ります。
そうした目的を決めずに、必要な時に必要なだけお金を借りることができる仕組みがカードローンです。
- 急な出費に対応したい人
- 今後何かあった場合の備えとして準備しておきたい人
- 家族にバレずに至急10万円を借りたい人
など、誰にもバレずに急な出費に対処したい場合にカードローンは力を発揮します。
資金の使い道は自由!借入限度額内であれば何度でも追加融資が受けられる
カードローンは、一般的に無担保でお金を借りることができます。 銀行や消費者金融からお金を借りる方法のひとつであり、あらかじめ決められた利用限度額の範囲内であれば、自由に何度でもお金を借りることができます。
自由に借りることができる点は、メリットといえるものの、目的が決まっているお金の借り方に比べて金利が高くなります。
金利が高いということは、支払う利息が増えることにつながり、返済金額が増加します。そのため、できる限り早めに返済するか、借りる金額を少なくし、利息を抑えることがポイントです。
カードローンはいざという時に利用すると決め、普段はお守り代わりに保有しておくとよいでしょう。
消費者金融のカードローンでお金を借りる3つのデメリット
アコム、プロミスという名前を皆さん誰もが聞いたことありますよね。こうした会社が消費者金融であり、カードローンを発行しています。
消費者金融のカードローンは自由に利用できる反面、大きく分けて3つのデメリットがあります。
消費者金融のデメリット
- 銀行のカードローンに比べて金利が高い
- カードローンを利用していることで他のローンの審査に影響が出る場合がある
- 総量規制オーバーだとお金を借りられない
しかし、これらのデメリットを克服し、お金との付き合い方をうまくこなしていくことができれば、消費者金融が怖いというイメージはなくなるでしょう。
それでは、それぞれのデメリットについて、詳しく見ていきます。
消費者金融のカードローンは銀行よりも金利が高めだが限度額に応じて変わる
消費者金融のカードローンは銀行よりも金利が高くなる場合があります。
消費者金融のカードローンの上限金利は、2020年4月現在で年17.8%や18.0%となっています。
消費者金融のカードローンの金利
消費者金融のカードーローン | 金利 |
---|---|
プロミス | 年4.5%~年17.8% |
アコム | 年3.0%~18.0% |
アイフル | 年3.0%~18.0% |
SMBCモビット | 年3.0%~18.0% |
レイクALSA | 年4.5%~18.0% |
一方、銀行のカードローンの上限金利は年14.6%程度。
消費者金融のカードローンは銀行よりも金利が高くなる場合があるのです。
銀行のカードローンの金利
銀行のカードローン | 金利 |
---|---|
三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」 | 年1.8%~14.6% |
みずほ銀行カードローン | 年2.0%~14.0% |
三井住友銀行カードローン | 年1.5%~14.5% |
それでは、消費者金融ではこの金利で借りなければならないかというとそうではありません。
カードローンは、審査通過時に決まる借入限度額が少ない場合には金利が高くなりますが、限度額が高くなれば低い金利が適用されるしくみとなっています。
例えば、アコムでは借入限度額が800万円の場合、適用金利は年3.0%~4.7%となります。
アコムの適用限度額
契約時の借入限度額 | 適用金利 |
---|---|
1万円〜99万円 | 年7.7%〜18.0% |
100万円〜300万円 | 年7.7%〜15.0% |
301万円〜500万円 | 年4.7%〜7.7% |
501万円〜800万円 | 年3.0%〜4.7% |
信用情報に借金として登録され、住宅ローン審査に不利になる場合もある
消費者金融からお金を借りた場合、契約内容や返済、支払い状況が信用情報に登録されます。この状況次第では、住宅ローン審査に不利になることがあります。
カードローンの契約を行う際に、「信用情報機関に個人情報を提供することに対する同意」を求められます。これにより、信用情報に借金は登録されます。
- 借入金額が多くない、もしくはほとんど返済済み
- 延滞したことがない
こうした状況であれば、金融機関もカードローンの利用していることだけでマイナスにとらえるというよりも、住宅ローンも含めて返済が果たして可能かどうか判断します。返済に問題がなければ審査は通ることになるでしょう。
一方、借入額が多いといった場合には、将来利用する可能性がある住宅ローン、教育ローン、カーローンといった目的ごとに組むローンの審査で不利になることがあります。
他のローンを組む場合には、それまでにカードローンを返済しているなど信用度を高めておいた方がよいでしょう。
総量規制オーバーの人は消費者金融でお金を借りられない
すでにお金を借りている人の場合、消費者金融でお金を借りるのは難しいケースがあります。これは総量規制が導入されているためです。
総量規制とは、貸金業者から年収の3分の1以上お金を借りることができない規制のこと。これは、借金で苦しむ多重債務者をなくすための措置です。

こうした規制があるため、総量規制オーバーの人は消費者金融からお金を借りることはできません。
なお、銀行のカードローンは総量規制から除外されています。除外とは総量規制の対象とならない貸付のことをさします。
しかし、「銀行ならいくらでも借りられる」というわけではありません。銀行はそれぞれ自主規制を行っているので、消費者金融のカードローンと同様に、支払能力以上の借り入れは難しいと考えたほうが良いでしょう。
そのほか、「担保住宅ローン」などの担保ローンや「おまとめローン」なども総量規制から除外されます。 「借り換えなどで利息を減らしたい」、「総量規制オーバーだがどうしても短期間だけ借りたい」といった人は、「おまとめローン」などを使って返済することから検討してみましょう。
担保が必要?家族にバレる?消費者金融でお金を借りる際の不安を解消しよう
消費者金融のカードローンと聞くと、なんとなく不安になる人もいるかもしれません。ここでは、以下の3つの不安について詳しく見ていきましょう。
- 消費者金融でお金を借りるには担保が必要?高齢者や無職でも借りられる?
- 財布の中のローンカードを見られて配偶者や家族にバレる?
- もし滞納したら、生活が脅かされるような怖い取り立てがある?
消費者金融でお金を借りるには担保が必要?高齢者や無職でも借りられる?
消費者金融のカードローンは、一般的に無担保で利用できます。そのため、通常担保は必要ありません。また、高齢者や無職の場合、お金を借りること自体が難しいものの、条件に合えば借りることができる場合もあります。
消費者金融では、借り入れができる年齢に制限を設けています。例えば、プロミスやアコム、アイフル、SMBCモビットでは69歳以下、レイクALSAでは70歳以下です。高齢者でも年齢制限にひっかからなければ、借りることができる場合があります。
無職の場合、収入がなければ返済能力がないと判断され、原則お金を借りること自体が難しいです。ただし、専業主婦など安定した収入を得ている配偶者がある場合にはカードローンを利用できる場合があります。
無職の人は、アルバイトなど収入源を確保することで、安定収入を得るよう心がけましょう。そうすればカードローンに申し込めるようになります。
それでも審査に通らないといった場合には、生活福祉資金貸付制度、求職者支援資金融資制度、寡婦福祉資金貸付、緊急小口資金という制度の活用を検討してみましょう。
これらは、仕事を探している人や寡婦の人、一時的に生活の維持が困難となった人が条件に合えば借りることができる仕組みです。
財布の中のローンカードを見られて配偶者や家族にバレる可能性は?
カードローンを契約後、自宅にローンカードが郵送されます。このローンカードが配偶者や家族に見られると、お金を借りていることがバレる可能性があります。
ローンカードとは、銀行や消費者金融のATMでお金を借りるときに必要なカードです。このカードを財布の中に入れておくと、普段からお金を借りているのではないかと勘違いされる可能性もあります。
そのため、普段は誰にも見られない場所に保管をしておくなど対応しておく必要があります。なお、最近ではローンカードとわからないようなカードも増えてきています。
この他、カードローンのなかには、希望すればローンカードを発行せず、スマートフォンを利用することでATMでお金を借りることができるケースもあります。郵送ではなく、Web完結で手配できるケースもあります。家族と同居している人は、そもそもローンカードを発行しないという方法も検討されるとよいでしょう。
もし滞納したら生活が脅かされるような怖い取り立てがある?
消費者金融のカードローンでお金を借り、その後返済期限までに返済できなかったとしたら、怖い人が取り立てに来るのでしょうか?いいえ、そんなことはありません。
- 暴力的な態度をとり、大声をあげ取り立てを行うこと
- 借り入れした本人以外に、返済するよう要求すること
- 正当な理由がないのに、午後9時から午前8時の間に電話やFAXをしたり、自宅を訪問したりすること
- 借り入れ返済のために、他社から借り入れを行うよう迫ること
- 正当な理由がないのに、勤務先など自宅以外の場所に電話をかけたり、訪問したりすること
- 借金の存在を近隣にばらすこと
こうした取り立てに関連する行為は、貸金業法第21条(取り立て行為の規制)により禁止されています。
なお、暴力的な取り立ては禁止されていますが、取り立てそのものは行われます。 催促の電話があったり、場合によっては法的手段により給料などが差し押さえとなったりする場合もあります。
そのため、計画的に返済を行うことが大切です。仮に返済が難しくなった場合には、カードローン会社と返済をどう行うか相談し、対応していく必要があります。
カードローンを申し込みたい場合はどうする?安全に借りるための契約方法
カードローンを申し込む場合、4つの手順を踏む必要があります。
(1)カードローンの申し込み・必要書類を提出
必要書類とは、運転免許証や健康保険証などの本人確認書類です。 いずれの消費者金融でも、インターネット、電話などで借入申込が可能です。SMBCモビットとレイクALSAは店頭窓口では申込ができないほか、女性専用ダイヤルがありません。
カードレスに対応しているカードローンであれば、スマホアプリからカードを一切使わずにお金を借りることができます。しかも、必要書類の提出などもスマホアプリをもとに可能です。ATMを探す検索機能もついており、必要な時に場所を選ばず借りられます。
消費者金融のカードローンの申込方法
プロミス | アコム | アイフル | SMBCモビット | レイクALSA | |
---|---|---|---|---|---|
インターネット | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
電話 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
無人契約機 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
店頭窓口 | 〇 | 〇 | 〇 | × | × |
カードレス | 〇 | × | 〇 | 〇 | 〇 |
※プロミス、アコム、アイフルには女性専用ダイヤルがあります。
(2)審査を受ける
審査では、安定した収入が今後も見込め返済能力があるかどうかを軸に判断されます。
申込内容に不明な点があった場合は、電話やメールで確認がきます。そうしたやり取りを行うと、さらに審査に時間がかかることになるため、できるだけ申し込み段階で正確に状況を申告する必要があります。
一般的に、消費者金融では即日など審査にかかる時間が早く、銀行では数日要することもあります。できる限り早く手続したい人は消費者金融を検討してみましょう。
(3)カードの受取・契約の締結
契約では、審査で決められた借入上限金額を確認し、個人情報の同意書に署名捺印、返済の仕方などの説明が行われます。
(4)借り入れを行う
借り入れの方法はいくつか種類があります。
- ATMからの借り入れ
- 窓口での融資
- 指定口座へ振り込み
ATMであれば、銀行でお金を引き出すのと同じように、暗証番号を入力、必要な金額を引き出すことができます。
消費者金融のカードローンの返済額・返済期間はどれくらい?
消費者金融のカードローンでは、返済期間は借入額や金利によって異なります。5年~7年など長く借りることも可能です。返済額は返済期間や金利によって異なります。
当然ですが、長く借りる場合は金利がかかる分、返済額が増加します。負担を増やさないためにも、短期間もしくは少額の借り入れに抑えるべきです。
なお、無利息期間サービスを提供している消費者金融機関もあります。この無利息期間サービスでは、借りてから30日以内に返済するといった条件を満たすことで利息を0円に抑えることができます。
予想外の出費があるものの、来月の給料で返済可能。このようなケースで無利息期間サービスが利用できると、負担が軽減できるため、効率的、効果的な借り入れが可能です。
30万円を借りた場合の返済額、利息額をシミュレーション
それでは、実際にカードローンでお金を借りた場合に返済額がどれくらいになるのか、大手消費者金融のカードローンであるアコムをもとに返済シミュレーションを行っていきます。
仮に、30万円を金利年18.0%、1年で返済するとした場合の返済金額、利息額を算出すると以下の通りとなります。
30万円を金利年18.0%で借り、1年で返済した場合
毎月の返済金額 | 合計返済額 | 利息合計額 |
---|---|---|
27,503円 | 330,044円 | 30,044円 |
毎月返済することを考慮すると、借りた金額が減少するため、金利年18.0%といっても実際には10.0%程度の負担となります。
これを毎月1万円ずつ返済していく場合には、以下のような返済方法となります。
30万円を金利年18.0%で借り、毎月1万円返済した場合
毎月の返済金額(41回払) | 合計返済額 | 利息合計額 |
---|---|---|
10,000円 | 401,523円 | 101,523円 |
毎月一定金額を返済していく場合は、返済金額によっては利息が膨らみます。
どちらの方法が自分にとって望ましいのか、返済方法も検討する必要があるでしょう。
銀行のカードローンは消費者金融よりも融資までに時間がかかるのがデメリット
金利が高くなるのが心配であれば、銀行のカードローンをおすすめします。ただし、銀行のカードローンは消費者金融よりも融資までに時間がかかる点がデメリットといえます。
例えば、みずほ銀行のカードローンの金利は年2.0%~14.0%ですが、みずほ銀行の住宅ローンを利用している場合には、さらに金利が年0.5%下がります。 そのため、住宅ローン利用者は、カードローンの金利が年1.5%~13.5%となります。
こうした銀行のカードローンは、自由に利用でき、かつ消費者金融のカードローンに比べて金利が低いという両面がメリットとなります。急ぎではないものの、今後の備えに持っておきたいという人には良いでしょう。
ただし、電話による在籍確認が必ずあるため、早く借りたい、周囲にバレるのが心配という人は消費者金融のカードローンを検討してください。
特に、SMBCモビットのWeb完結なら電話連絡がありません。また、カードレスで借り入れができるため、配偶者や家族にバレたくない人におすすめします。