※新型コロナウイルス感染拡大防止に伴い、掲載カードローン各社の営業時間等が変更になっている場合があります。詳細は各社公式サイトをご確認ください。

監修者
ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)
飯田 道子
いいだ みちこ
プロミス |
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目次
50万円までの借入契約ならスマホと身分証明書だけでOKのケースも
カードローンでお金を借りる場合、50万円以下なら「収入を証明する書類」が不要である場合が多いのは事実です。
収入を証明する書類
会社員や公務員などなら | ・源泉徴収票 ・給与明細書 |
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自営業などなら | ・住民税決定通知書 ・納税通知書 |
役所で入手するなら | ・所得(課税)証明書 |
カードローンを提供する各社のホームページを見てみましょう。
各カードローンの収入証明書
プロミスの場合 |
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アコムの場合 |
お借入総額により収入証明書(源泉徴収票等)が必要 |
アイフルの場合 |
当社ご利用限度額が50万円超、または他社を含めた借り入れ金額が100万円超の場合は源泉徴収票など収入を証明するものが必要(慎重審査) |
バンクイックの場合(三菱UFJ銀行) |
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アコムのみ具体的な金額は明記されていませんが、ほとんどのカードローンでは、50万円を超えた借入の場合は、収入を証明する書類が必要になります。
もちろん、50万円以下なら書類が不要というのは大原則。
- 定期的な収入があるかが疑われる人
- 他社からすでにお金を借りている人
- カードローンやクレジットカードの支払で過去に口座から引き落とせなかった経験がある人
などは、50万円以下の借入でも「収入を証明する書類」を求められるケースもあります。
これまでの説明である程度の予測は立てられると思いますが、「収入を証明する書類」が不要かどうかは審査を受けてみないとはっきりしません。気になる人は一度審査を受けてみることをおすすめします。
カードローンの利用者のネット上での書き込みを見ると、最近は問い合わせに対応するオペレーターの高評価が目立ちます。いきなり審査が不安な人は、一度問い合わせてみてはいかがでしょうか。
消費者金融のカードローンなら最短1時間で融資が受けられることも
融資までのスピードは、銀行より消費者金融のカードローンのほうが早い傾向にあります。 消費者金融と銀行のカードローンでスピードを比較してみました。
消費者金融のカードローン
カードローン | 融資時間 |
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アコム | 最短即日 |
プロミス | 最短1時間 |
アイフル | 最短1時間 |
銀行のカードローン
カードローン | 融資時間 |
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三菱UFJ銀行 | 翌日以降 |
みずほ銀行 | 2~3営業日 |
プロミスやアコムなどの消費者金融のカードローンは、「最短1時間」「最短即日」というように融資までのスピードの早さを売りにしているところがほとんどです。
一方、銀行のカードローンで即日融資を受けられるものはありません。以前は、銀行のカードローンでも即日融資を受けることができましたが、契約獲得を急ぐあまり、十分な審査を行わずに融資を行った結果、利用者の自己破産率を増加させた時期がありました。そのことを銀行の監督機関である金融庁が問題視した結果、現在銀行は自主規制という形で即日融資を取り止めています。
もちろん、“最短”という表現が盛り込まれているように、すべての人が1時間だったり、即日融資を受けられるわけではありませんが、急いでお金を借りたい人は消費者金融のカードローンを選んだほうがよさそうです。
また、お金を借りるというのは、なんだかんだで精神的にとてもストレスがかかります。お金を借りられるかどうかで気を揉む期間も大きなストレスになるので、短いに越したことはありません。明日までにお金を用意したい人はもちろん、少しでも精神的なストレスを軽くしたい人も、即日融資が特徴のカードローンを検討してはどうでしょうか。
信用情報、他社からの借入れ、本人属性によって審査結果や限度額が変わる
お金が借りられるかどうかの審査や貸出限度額の設定は、信用情報や他社からの借入れ状況、本人属性を考慮して決定されます。カードローンでお金を借りる場合は必ずこの審査は受けることになります。
カードローン審査の項目
見られるポイント | 詳細 |
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信用情報 | 過去のクレジットやローンの使用実績のことで、過去にきちんと返済が行われていたかなどの情報がまとめられたもの。 |
本人属性 | 氏名や職業、保険証の種類、年収、居住形態などの情報のことで、勤めている会社の規模や実績なども含まれてきます |
他社からの借入れ状況 | 他社からすでにお金を借りているかどうか。 |
他社からの借入れ状況を確認しているのは、利用者に返済能力以上のお金を貸さないようにするためですが、「総量規制」という法律とも関係しています。総量規制は、貸金業者から年収の3分の1以上を借りられないことを定めた貸金業法。つまり、年収の3分の1以上の借入は本人の支払い能力を超えると法律が決めたわけです。
これらの情報を考慮して各社が審査するわけですが、カードローンごとに審査基準は異なり、結果としてAのカードローンでは借りられなかったけど、Bでは借りられたというような事態が発生します。
そのため、A社はお金を借りやすい、B社の審査は厳しいといった噂が出てくるわけですが、審査基準は各社ともに非公表。審査してもらわないと、借りられるかどうか、限度額がいくらに設定されるかは何ともいえません。
アコムのWebサイトには、お金が借りられるか可能性があるかどうかを診断してくれる「3秒診断」というツールを用意してくれています。「年齢」と「年収(総支給額)」「カードローン他社お借入状況」を入力すれば、すぐにお金が借りられる可能性を診断してくれます。アイフルのWebサイトも同様に「1秒診断」で、「年齢」「年収」「他社借入金額」に「雇用形態」を入力すれば診断してくれます。手軽に試すことができるので、手始めにここから始めてみてはどうでしょうか。
アコム

- 最短30分で審査回答がもらえる
- 初めての利用であれば最大30日間無利息
- 「Web申込+自動契約機(むじんくん)でカード発行」なら最短即日で借入れ可能
お金を借りる方法はインターネットが簡単
消費者金融のカードローンで実際にお金を借りる手順を紹介します。アコムの場合は4つの方法を用意していますが、インターネットなら手軽に素早く申し込むことが可能です。
お金を借りる方法(アコムの場合)
- インターネット
- 店頭窓口・自動契約機
- 電話
- 郵送
多少の違いはありますが、ほかの消費者金融のカードローンも同じような手順で申し込めます。ここでは「インターネット」で借りる手順を紹介しましょう。

インターネットなら、審査が即日完了し、カードを店頭窓口・自動契約機に直接取りにさえいけば、申込日に融資を受けることができます。また、店頭窓口・自動契約機で申し込めばその場で審査が行われ、そのまま融資を受けることも可能です。なお、アコムの自動契約機は、年末年始を除いて朝の9時から夜の21時まで年中無休で営業しています。
返済額や返済期間で利息は大きく変わる
月々に返済できる金額しだいで、借りた金額にプラスして支払う利息と返済期間は大きく変わっていきます。どのくらい利息が変わるのか?お金を借りるときには事前に返済のシミュレーションをしておきましょう。
お金を借りるときは返済計画をシミュレーションしよう
まとまったお金を借りる場合、返済のシミュレーションをしておくことはとても大切です。カードローン各社のWebページには、借りる金額と月々の返済額(もしくは返済期間)、金利を入力すると、完済するまでの期間(※1)や利息などを計算してくれるツールが用意されています。
返済金額(返済期間)によって利息は大きく変わってきます。例えば、50万を金利年15.0%で借りた場合で計算してみましょう。月々5万円、月々2万円、月々1万で返済した場合は下記のような結果になります(※2)。
月々5万円
返済期間 11ヶ月 利息 3万7511円
月々2万円
返済期間 31ヶ月 利息 10万3248円
月々1万円
返済期間 79ヶ月 利息 28万9501円
計算が苦手な人にとっては、月々の返済金額の違いでここまで返済期間と利息に差が出るのは驚きかもしれません。返済計画を立てる際は、余裕を持つことももちろん大切ですが、可能な限り月々の返済金額を増やすことをおすすめします。
(※1)返済する期間を入力した場合は、月々の返済額
(※2)計算にはプロミスの返済シミュレーションを使用
返済計画・返済方法に繰上返済を組み込んで利息を押さえる
月々の返済額を増やせないなら、臨時の入金があった際に繰上返済を積極的に行うことで利息を減らしたり、返済期間を短くしたりすることができます。
利息の計算方法は、借入金にかかるのではなく、借入残高を元に計算されます。例えば50万円を金利年15.0%で借りた場合、最初の月は50万円に金利年15.0%をかけて、それを1月分にしたものが利息です。仮に毎月2万円を返済していくとしたら、借入残高48万6150円になります(48万円にならない理由は計算式参照)。2回目の利息は、その48万6150円に金利年15.0%をかけて、それをまた1月分にするわけです。つまり、借入残高が減っていくに伴い、利息も減っていきます。
利息の計算方法
返済1回目の利息 |
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500,000円 × 15.0% ×(30日÷365日)≒ 6150円 返済1回目の利息は6150円。返済した金額は2万円だが、元本の返済に充てられる金額は 1回目の返済による借入残高 |
返済2回目の利息 |
返済1回目の利息 返済2回目の利息は5980円。返済した金額は2万円だが、元本の返済に充てられる金額は 2回目の返済による借入残高 |
※50万円を金利年15.0 %で借り、月々2万円返済するケース
繰上返済とは、毎月の返済とは別に借入先に返済を行うことです。通常の返済と違って、繰上返済には利息分は含まれず、まるごと借り入れた金額そのものの返済に充てることができます。つまり、10万円を繰上返済をすれば、10万円だけでなく利息も確実に減っていくわけです。

借入残高が減れば、返済期間も短縮できます。少しでも返済期間を短くしたいなら、臨時収入は繰上返済に回すようにしましょう。ただし、繰上返済をしても、毎月の決まった返済がなくなるわけではないので、その分のお金は残しておくことを忘れないように注意してください。
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