※新型コロナウイルス感染拡大防止に伴い、掲載カードローン各社の営業時間等が変更になっている場合があります。詳細は各社公式サイトをご確認ください。

監修者
法務コンサルタント
吉元 利行
よしもと としゆき
目次
「審査なしで即日融資可能」は違法な広告表示である
インターネット上の広告や掲示板、SNSなどでは、以下のような文言を見たことがあるかもしれません。
「ブラック、生活保護でも即日融資が可能です」
「他社で借りられない人を対象に審査なしで融資をします」
このように、正規の貸金業者による審査には通らない人をターゲットに「審査なしで即日を金を貸します」といって運営している業者は貸金業協会の広告基準を守らない違法な広告です。
新聞、テレビ、ラジオ、インターネット広告などについて、貸金業協会は、表示すべき事項や文字の大きさなど細かい表示を定めているほか、「表示してはならない広告例」を定めています。
上記に例示した表示は、いずれも禁止された広告表示であり、登録済みの正規貸金業者なら、このような勧誘文言を使用することはありません。
審査の実施は貸金業法によって義務付けられている
審査なしでお金を貸す行為自体が違法です。
「貸付けの際の審査」はお金を貸す側にとってもお金を借りる側にとっても、重要な機能を有しており、貸金業法という法律によって審査すべき内容や基準も含めて実施が義務付けられているからです。
(返済能力の調査) 第十三条 貸金業者は、貸付けの契約を締結しようとする場合には、顧客等の収入又は収益その他の資力、信用、借入れの状況、返済計画その他の返済能力に関する事項を調査しなければならない。 貸金業法第十三条
貸金業法で融資の際の審査が義務付けられているのは、審査に以下のような役割があるためと説明することもできます。
お金を貸す際に審査が必要な理由
- 金融機関:貸したお金を確実に返済してもらうため
- 利用者:多重債務になるのを防ぐため
金融機関は、貸したお金を利息と共に返してもらうことができなければ企業としての利益になりません。
また、審査を実施することで利用者が多重債務状態になるのを防ぎ、利用者を守るという意義もあります。
このような重要な役割を持った審査という工程を飛ばして融資を行っている業者は、返済してもらえないかもしれないリスクがあっても利益を得られるような仕組み(高金利・過酷な取り立てなど)になっています。
このような違法業者法律を無視した危険な取引の内容を具体的に見ていきましょう。
違法業者の危険な手口
審査を実施しない違法業者がなぜ危険なのか、その手口を具体的に見ていきましょう。
審査なしの業者が危険な理由
- 不当に高い金利を請求される
- 短期間で利息の返済を迫られる
- 執拗な取り立てに遭う可能性がある
- 犯罪やトラブルに巻き込まれる可能性がある
(1)不当に高い金利を請求される
利息制限法では実質年利20%以上の貸付けは禁止されていますが、審査を実施していないような違法業者は金利の制限は全く無視しています。
以下は、とある違法業者が提示している利息の例です。
違法業者の利息の例
7日以内に返済する場合:元本に対して2割の利息 10日以内に返済する場合:元本に対して3割の利息
これらは短期間の金利表示をしており、一見、高金利に見えませんが、以下のように実質年率で表示すると、暴利となっています。
本来は、利息制限法に基づいて、以下のように上限金利が定められています。
第一章 利息等の制限 第一条 金銭を目的とする消費貸借における利息の契約は、その利息が次の各号に掲げる場合に応じ当該各号に定める利率により計算した金額を超えるときは、その超過部分について、無効とする。 一 元本の額が十万円未満の場合 年二割 二 元本の額が十万円以上百万円未満の場合 年一割八分 三 元本の額が百万円以上の場合 年一割五分 利息制限法第一条
実際に、違法業者からこの金利でお金を借りた場合と、正規の貸金業者の消費者金融からお金を借りた場合では、支払い金額にどれくらいの差が出るのか見てみましょう。
20万円を1年で返済した場合の利息差
消費者金融 | ソフト闇金 | |
---|---|---|
借入金額 | 20万円 | 20万円 |
金利 | 年利18.0% | 10日で3割 実は、年利1,441,791% |
利息額 | 36,000円 | 2,883,582円 |
返済総額 | 236,000円 | 3,083,582円 |
10日で3割の利息を年利で引き直すと、年1,441,791%というあり得ない数字になり、利息は1年で300万円弱かかる計算になります。
年利18.0%の消費者金融で借りた場合と比較すると、利息の金額は約80倍です。
(2)短期間で利息の返済を迫られる
このように違法闇金は高い利息を請求してくるのが特徴ですが、実際には、数か月後や1年後になって、先ほどのような高い利息の一括返済を迫るようなことはありません。
時間がたつと、払ってもらえないのをわかっていますので、実際は、 7日や10日の短い間で返済を催促され、その時点で返済できない場合には利息のみ繰り返し回収されるという流れです。
ここに、違法業者が返済能力のない人にお金を貸しても存続できる理由があります。このように、違法業者は短いスパンで利息のみを回収し続け、長期的に多額の利益を得ているのです。
利用者は、利息分なら少しずつ払い続けられるため何度も返済に応じてしまいますが、利息の返済しか進まないのでいつまで経っても元金は減りません。
そして元金が残っているうちは常に利息の返済を続けなければいけません。
(3)執拗な取り立てに遭う可能性がある
利用者が返済をできなかった場合、正規の貸金業者であれば以下のような取り立て行為を行うことは法律で禁止されています。
(取立て行為の規制) 第二十一条 貸金業を営む者又は貸金業を営む者の貸付けの契約に基づく債権の取立てについて貸金業を営む者その他の者から委託を受けた者は、貸付けの契約に基づく債権の取立てをするに当たつて、人を威迫し、又は次に掲げる言動その他の人の私生活若しくは業務の平穏を害するような言動をしてはならない。 一 正当な理由がないのに、社会通念に照らし不適当と認められる時間帯として内閣府令で定める時間帯に、債務者等に電話をかけ、若しくはファクシミリ装置を用いて送信し、又は債務者等の居宅を訪問すること。 二 債務者等が弁済し、又は連絡し、若しくは連絡を受ける時期を申し出た場合において、その申出が社会通念に照らし相当であると認められないことその他の正当な理由がないのに、前号に規定する内閣府令で定める時間帯以外の時間帯に、債務者等に電話をかけ、若しくはファクシミリ装置を用いて送信し、又は債務者等の居宅を訪問すること。 三 正当な理由がないのに、債務者等の勤務先その他の居宅以外の場所に電話をかけ、電報を送達し、若しくはファクシミリ装置を用いて送信し、又は債務者等の勤務先その他の居宅以外の場所を訪問すること。 貸金業法第二十一条
しかし、法律を守っていないような業者では、何度も執拗に取り立てを行う可能性があります。電話や訪問など、時間を構わず、督促してきます。
本人と連絡が取れなければ家族や勤務先などを巻き込んで取り立てを行う可能性もあり大変危険です。
(4)犯罪やトラブルに巻き込まれる可能性がある
違法業者は、審査がない代わり預金通帳にキャッシュカードやクレジットカード、携帯電話や生命保険を担保にとることがあります。これらの多くは犯罪に利用されてしまいます。
特に、携帯電話を担保にとると言う名分で新規で契約をさせ、手に入れた携帯電話を詐欺行為などで利用することがあります。振り込め詐欺の振込先に自分の通帳や口座が使われる可能性もあります。携帯電話の契約名義人は借入者本人で、利用代金の請求も本人に行われますが、実際の利用は詐欺グループに回されてしまうのです。
このような詐欺行為が摘発された場合には通帳譲渡を犯罪収益移転防止法違反で処罰されるほか、携帯電話の契約者本人が犯罪に関与していると疑われてしまう可能性があり、大変危険です。携帯電話の契約者本人が犯罪に関与していると疑われてしまう可能性があり、大変危険です。
また、違法業者の運営主体は暴力団関係である場合もあり、このような組織が関係している場合にトラブルに巻き込まれると、個人の力で解決することはほぼ不可能となります。
違法業者の特徴と見分け方
闇金というと、執拗な取り立てを行う怖い貸金業者のことをイメージすると思います。
しかし、最近ではインターネット上に正規の貸金業者のような公式ホームページを持っていたり、SNSなどを利用して気軽な貸付けを呼びかけている違法業者も多いのです。
これらの違法業者は、明らかに高金利な貸付け条件を提示しつつも、親身になって相談に乗ってくれそう、審査に通らない人に対しても優しく接してくれそう、というイメージがあるため、利用者にとっては借入のハードルが低いのが特徴です。
違法業者の実態
種類 | 特徴 |
---|---|
ソフト闇金 | ・公式ホームページを持っていることが多く、親切丁寧な対応を売りにしているが、対応がソフトといっても違法業者であることに違いはない |
090金融 | ・電話をかけるだけでお金を借りることができるが、貸金業法で携帯電話番号だけを表示して、住所や固定電話番号などの連絡先や貸金業登録番号を表示しないのは違法行為である。 ・街頭チラシやSNSなどを介して勧誘してくることが多い |
個人間融資掲示板 | ・お金を借りたい人と貸してくれる人が連絡を取り合う掲示板 ・実際に個人同士がお金を貸し借りすることもあるが、多くは違法業者が潜んでおり高金利で貸付けを行っている ・そもそも、繰り返してお金を貸すつもりの人は、個人でも貸金業登録が必要。無登録営業の人が多い。 |
正規の貸金業者の審査に通らない人は無理な借入をしない
審査なしで融資をしている違法業者がターゲットにしているのは、以下のような正規の貸金業者の審査には通らないような人です。
- 無職の人
- 生活保護受給者
- ブラックリストの人
- 総量規制以上の借入がある人
このような状態になっている人は、違法業者に近づかないのはもちろん、新たな借入をするのではなく、任意の債務整理をしたり、個人再生手続や破産手続の申請を検討し、経済的窮境から出直しを図ることをおすすめします。
審査に通らない人の特徴については記事の後半でも解説しています。
即日お金を借りることができる正規の貸金業者がある
どうしてもお金が必要な場合で、審査に通る可能性がある人は、正規の貸金業者の審査を受けてお金を借りましょう。
カードローンの審査に通る可能性がある人
- 20歳以上で定期的に収入がある
- 過去に、延滞等の事故を起こしていない
- 他社も含めた借入残高が年収の3分の1以下である
- 本人確認書類・収入証明書を提出できる
※上記はあくまで最低限の目安で、審査に通るかどうかは個人の状況、金融機関の個別の判断によります。
審査が早いのは大手消費者金融のカードローン
大手消費者金融のカードローンなら、所定の審査はありますが、即日融資が可能な場合があります。
一方、銀行のカードローンは消費者金融のカードローンに比べて、金利が低いことで人気があります。しかし、残念ながら申込から融資が実行されるまでには比較的時間がかかります。
申込~融資実行までの時間
カードローン | 融資実行までの時間 |
---|---|
消費者金融のカードローン | 最短1時間 |
銀行のカードローン | 最短翌日~2週間 |
銀行のカードローンの審査に時間がかかるのは、銀行では単独で審査できず、保証会社の審査可決をもって、審査完了となるためです。
即日融資が可能な大手消費者金融のカードローン5つ
次の5つのカードローンは即日融資が可能です。
- プロミス
- アイフル
- SMBCモビット
- レイクALSA
- アコム
カードローンの審査・融資時間比較
カードローン | 審査時間 | 融資時間 |
---|---|---|
プロミス | 最短30分 | 最短1時間 |
アイフル | 最短30分 | 最短1時間 |
SMBCモビット | 最短30分(申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合がある) | |
レイクALSA | 最短15秒 | 最短60分 |
アコム | 最短30分 | 最短即日 |
これらの5つのカードローンなら、どれを選んでも最短で即日で審査が完了します。また、審査完了後、下記の時間内であれば振込依頼による当日中の借入も可能です。
カードローンの即日振込受付時間比較
カードローン | 振込先の銀行口座 | 受付時間 |
---|---|---|
プロミス | ゆうちょ銀行 三井住友銀行 三菱UFJ銀行 みずほ銀行 ジャパンネット銀行 | 24時間(土・日・祝を含む) |
その他の金融機関 | 金融機関によって異なる | |
アイフル | 指定の金融機関 | 明記なし |
SMBCモビット | 指定の金融機関 | 原則24時間 |
レイクALSA | 指定の金融機関 | 21時(日曜日は18時)までの契約手続き完了 (審査・必要書類の確認含む) ※金融機関によって異なる |
アコム | 楽天銀行 | 0:10~23:49(土・日・祝を含む) |
ゆうちょ銀行 三井住友銀行 三菱UFJ銀行 | 月~金 0:10~23:49 土・日・祝 0:10~19:59 | |
振込実施時間拡大 (モアタイム)金融機関 | 平日 0:10~17:29 | |
その他の金融機関 | 平日 0:10~14:29 |
これらのどのカードローンも「すぐにお金を借りられるか」という観点では大きな差はないため、どのカードローンを選んだらいいか分からないかと思います。
続いて、カードローンごとの特徴を説明していきますので、自分に合ったカードローン選びの参考にしてみてください。
※ここでは、5つのカードローンの中から、特に融資を急いでいる人に向いているカードローンを3つに絞って紹介しています。
とにかく融資を急ぎたいならプロミス
プロミスは、申込から融資まで最短1時間で実行される可能性があります。
さらに振込融資の場合には、ゆうちょ銀行・三井住友銀行・三菱UFJ銀行・みずほ銀行・ジャパンネット銀行の5つが24時間365日振込対応を行っているのが特徴です。
また、通常、借入にはローンカードの発行を受けることが必要で、カードの受け取りのために自動契約機へ行くか郵送での受取を選択することになります。
しかし、プロミスではカードレスで、ローンカードがなくてもスマホアプリがあれば借入ができます。
とにかく急ぎでお金が必要で、手間をかけずに少しでも早く借りられる可能性を期待したいという人はプロミスを選ぶとよいでしょう。
プロミス

- 原則24時間振込も可能
- 最短1時間で借りることも可能
- 郵送物なし・カードレスのWeb完結も可能なので、家族などに知られることなく、借り入れが可能です。
優先的に審査を進めてもらうならアイフル
アイフルも、プロミスと同じく審査時間最短30分、最短1時間での融資実行が可能です。
また、こちらもカードレスにも対応しており、ローンカードを受け取る時間さえ惜しいという人には向いているでしょう。
さらに、アイフルではWebでの申込後にフリーダイヤルに電話をかけることで、優先的に審査をしてもらえる可能性があります。
電話をかける余裕がある人で、審査時間を少しでも短縮したいという人に向いているでしょう。
アイフル

- 最短30分審査&最短1時間融資!必要な資金が、すぐに手に入る可能性が高い
- Webからの申込後、専用電話への連絡で優先的に審査を開始
- はじめての利用なら最大30日間金利ゼロ円
Web完結申込なら電話連絡なしのSMBCモビット
SMBCモビットは、Web完結申込なら、電話連絡なく、審査が進められます。
※あらかじめ、ゆうちょ銀行・三井住友銀行・三菱UFJ銀行・みずほ銀行の口座のうちいずれか1つを持っていること、及び社会保険証または健保組合保険証のどちらかを持っていることの2つの要件を満たすことが条件です。
また、アイフルと同様にWeb申込後にフリーダイヤルに電話することで優先的に審査を受けることができるのも特徴です。
勤務先へのの電話連絡を避けたい人はSMBCモビットのweb完結申込を検討するとよいでしょう。
SMBCモビット

- 最短即日融資も可能※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合あり
- 10秒で簡易審査結果表示
- セブン銀行ATMならスマホのアプリだけで入出金可能
レイクALSA、アコムを含めた、各カードローンの詳細は以下の記事で説明しています。
カードローンの審査通過の可能性を少しでも上げるためには
大手消費者金融のカードローンの審査通過率は比較的高く、以下の数字を見ると申込者の約半数近くの人が審査に通過していることが分かります。
カードローンの審査通過率
カードローン | 審査通過率 |
---|---|
アコム | 44.0% |
プロミス | 45.2% |
アイフル | 45.3% |
出典 アコム「DATABOOK Monthly Report 2019年3月末」より SMBCコンシューマーファイナンス「2019年3月期 決算資料」より アイフル「2019年3月期 決算短信」より
審査に通る可能性を少しでも上げるために、以下のことに気を付けて申込をしましょう。
申込時に記載事項の記入ミスや必要事項の記載漏れなどの不備があると審査が長引くのはもちろん、虚偽記載として審査に落ちてしまうこともあります。
希望借入額は必要最低限にする

申込時の希望借入額を必要な額にし、借入限度額をなるべく少額にすることも、審査に通過しやすくするためのコツです。希望借入額は10~30万円を目安に申し込むのがベストでしょう。
金融機関はあなたが借りるお金が返済可能かどうか判断してお金を貸します。そのため、収入に対し現実的に返済できそうな金額で申し込む必要があるのです。
また、50万円を超える金額を希望する場合には、法律の規定により、収入証明書の提出が必要になります。急いで借りる場合は、その準備に時間がかかります。
個人情報の入力は正確に行う
個人情報を入力する際に間違いがあった場合、本人確認が取れず審査に時間がかかってしまうこともあります。
また、勤務先や年収、電話番号などの虚偽の申告もNGです。申込の時点で嘘をつくと、信用できない人物とみなされ審査に落ちる可能性が高まります。
審査に落ちるのが不安だからと言って、収入の金額を多めに申告するなどということはやめておきましょう。
ミスや虚偽入力の起こりやすい項目
- 住所
- 電話番号
- 年収
- 勤続年数
カードローンの審査に通らない可能性がある人について
先ほど、正規の貸金業者の審査に通らない可能性がある人は、無理に新規の借入をせずに経済状況の再建をすることをおすすめしました。
具体的にその特徴を見ていきましょう。
カードローンの申込条件
カードローンの申込条件は以下の2つで、この条件に当てはまらない人はそもそも申込をすることができません。
カードローンの申込条件
- 満20歳以上であること
- 安定収入があること
未成年者は親の同意なしにお金を借りることができません。あとから親権者に借り入れを取り消される可能性があるからです。
また、安定収入とは、会社員またはアルバイト、パート、事業としての収入があり、その収入が継続的に見込めることを指します。
親からの仕送り、ギャンブルやFXなどによる収入は、ここで言う安定収入には認められません。
カードローンの審査に通らない人の特徴
カードローンの申込条件も踏まえて、審査に通らない人の特徴をまとめると以下のようになります。
カードローンの審査に通らない人の特徴
- 未成年者
- 無職、収入がないなど、継続的な収入がない人
- 過去に不払いなどの延滞がある人
- 短期間に複数のカードローンに申し込んでいる人
- 他社を含めて借入額が年収の3分の1を超えている人
- 生活保護受給者
過去に借金の返済を長期滞納したことがある人、債務整理経験者は信用情報機関に事故情報として登録されています。
一方、短期間で複数件の金融商品の申し込みを行っている人は、信用情報機関に申込情報がすべて登録され、特定の金融機関で滞納などのトラブルを起こした人は、信用情報機関に延滞している旨の情報が登録されているので、ほかの会社でもこの情報を確認できることから審査に通らない可能性が高いです。
総量規制以上の借入がある人は、新規の借入は認められていません。
これらの特徴に当てはまり、審査に通らないという人は、弁護士などの専門家に相談する、公的制度の利用を検討する、収入を増やす方法を検討するなどしましょう。
経済状況の再建のためにできること
- 公的扶助その他の利用を検討し、民間事業者からの追加の借入はしない
- 今ある借入の返済を業者と相談しながら進める
- 返済にいき詰まったら、弁護士に相談して債務整理を行う
- 無職の場合には、定職に就くなどして収入を増やす など
どうしても資金が必要な場合の工面法
「どうしても今日中にお金が必要…」
返済能力などに問題があり、消費者金融のカードローンの審査には通らない人に対して、新規で借入をすることはあまりおすすめはしません。
しかし、どうしても急ぎで必要な場合には以下のような方法もあります。 それぞれリスクもあるので、利用する際には十分に気を付けてください。
質屋を利用する
ブランド物のバッグや時計など、価値のある私物がある場合には質屋に預けてお金を借りる方法もあります。
- 質屋とは
- 財産価値のある物品を担保にお金を貸す事業者のこと
質屋は借入金額に見合う品物を持っていれば、返済能力に関係なくお金を貸してくれますが、利息が非常に高いです。
質屋は銀行や消費者金融とは違って、「質屋営業法」という法律に則って営業しています。
質屋営業法では上限金利が年109.5%と、銀行や消費者金融よりも圧倒的に高く設定されています。
また、中には、価値のないものでも質物として預かり、高利で貸し付ける違法質屋も存在します。これは闇金の一つの営業形態ですので、注意が必要です。
知人から借りる
ここまで説明した方法でお金を借りることが難しい場合には、家族や知人に頼るのもひとつの手です。
しかし、お金を借りる理由や金額、返済の方法を巡ってトラブルが起きやすいので注意が必要です。親しい関係にあるほど、信頼関係が壊れてしまうリスクは大きいので、家族や知人からお金を借りる場合には必ず借用書を作るようにし、誠意をもって返済をしましょう。