更新日:2020-06-30

みずほ銀行でおまとめローンは可能?返済計画で知っておくべきこと

借入先が増えすぎて、毎月の返済で生活が苦しい
ひょっとしてみずほ銀行で借り換えができないかな

いつの間にか膨らんでしまった借入。毎月の支払いが利息分だけで消えてしまう事態では、いつまでたっても完済できません。

そんなとき気になるのがおまとめローンです。借金をまとめてしまえば、返済がラクになるかもと考える人も多いでしょう。

しかし、みずほ銀行におまとめ専用商品はありません。また、おまとめ目的でカードローンを利用するのもおすすめしません。複数の借入がある人は、審査に通らない可能性があるからです。

この記事では、みずほ銀行のカードローンがおまとめに向かない理由と、借金をまとめる別の方法について説明していきます。返済計画の見直しの参考にしてみてください。

みずほ銀行におまとめ専用ローンはなく、カードローンでの借り換えもおすすめしない

  • おまとめ目的でカードローンへ申し込んでも審査に通らない可能性がある
  • 借り切りの多目的ローンであれば、おまとめ目的の借り換えができる可能性もある
  • おまとめ目的であれば、おまとめ専用商品がある金融機関へ申し込むとよい
  • 借金問題の解決には、今の借入先での利用限度額の増額や任意整理という方法もある

※新型コロナウイルス感染拡大防止に伴い、掲載カードローン各社の営業時間等が変更になっている場合があります。詳細は各社公式サイトをご確認ください

監修者画像:伊藤 亮太

監修者

ファイナンシャル・プランナー

伊藤 亮太

いとう りょうた

みずほ銀行カードローン

  • Web完結申込ができて来店・郵送不要
  • 24時間いつでも申込可能
  • 手持ちのキャッシュカードにローン機能を加えられる

みずほ銀行におまとめ専用商品はない

おまとめローンは、複数の借入先からの借金を、借り換えによってまとめる方法です。借り換え時になるべく金利の低いローンにまとめることで、利息を減らし、返済負担をラクにする目的で行われます。

<おまとめローンのイメージ>

おまとめローンのイメージ図

消費者金融会社や銀行などの金融機関の中には、おまとめローンの専用商品を扱っているところがあります。しかし、みずほ銀行には、おまとめローンに特化した商品はありません

おまとめ目的でカードローンに申し込んでも審査に通らない可能性が高い

みずほ銀行でおまとめをしようとする場合、「カードローンを利用して借入を1つにまとめる」という方法が考えられるかもしれません。

しかし、カードローンにおまとめ目的で申し込んだとしても、他社からの借入が多い人は審査に通らない可能性が高いです。

実際に当サイト編集部による、みずほ銀行カードローンの審査に落ちた人を対象にしたアンケートでは、18人中12人に他社借入がありました。

そのため、おまとめ目的でカードローンに申し込むことはおすすめしません

カードローンがおまとめに向いていない理由〜総量規制とは〜

カードローンがおまとめ利用に向かない理由として、銀行では総量規制への配慮がなされることが挙げられます

総量規制とは
貸金業者による過剰貸付を規制する制度。消費者金融などの貸金業者が貸付を行う場合、利用者の年収の3分の1を超えてはならない
総量規制図解

たとえば、年収が210万円の人であれば、借入の限度額は70万円となります。複数の借入先がある場合、その総額が70万円を超えてはなりません。

総量規制の対象になるケース

  • 消費者金融からの借入
  • クレジットカードのキャッシング利用

総量規制の対象にならないケース

  • 銀行のカードローン
  • 住宅ローンや自動車ローン
  • おまとめローンや借り換えローン
  • クレジットカードのショッピング利用
  • 緊急での医療費の借金

銀行カードローンは法的には総量規制の対象外ではあるものの、融資限度額を総量規制同程度まで自主規制しています。みずほ銀行カードローンにおまとめ目的で申し込むとしても、借り換えの合計金額が前年度年収の3分の1を超えてはなりません。

金利を下げる目的でおまとめを検討しても、借入総額が総量規制を超えるような金額になれば、審査に通る可能性は低くなります

多目的ローンならおまとめ目的の利用ができる可能性はある

他社からの借入総額がすでにカードローンの総量規制の範囲をオーバーしている場合でも、みずほ銀行の多目的ローンであれば、検討の余地はあります。
多目的ローンでは新たな借入ができない分、年収に対して最初に借りられる金額がカードローンよりも高くなる可能性があるからです。

カードローン 柔軟に新たな借入が可能なローン
多目的ローン 新たな借入ができない、返済に特化したローン

みずほ銀行の公式サイトにある多目的ローンの「お借入金額」の条件は以下になっています。

  • 10万円以上300万円以内(1万円単位)
  • 今回の借入額と他の無担保借入金残高(カードローン極度額を含む)との合計が、前年度税込年収の原則50%以内であること

おまとめ目的で、他社借入を多目的ローンで借り換える場合、借り換え額の合計が前年度年収の半分以内ということになります。借入審査は返済能力も含めて総合的にみるため、半分以内に収まっていれば必ずしも借りられるわけではありませんが、めやすとして知っておくといいでしょう。

続いて多目的ローンの特徴について詳しく見ていきます。

みずほ銀行のカードローンと多目的ローンでは追加融資の可否だけでなく、利用限度額や金利、申込条件も異なります。

カードローン・多目的ローンの比較

カードローン 多目的ローン
利用限度額 10万〜800万円 10万〜300万円
金利(年) 年2.0%~14.0% 【変動金利制】年5.875%(※)
【固定金利制】年6.650%
申込条件 ・契約時の年齢が満20歳以上満66歳未満の方
・安定かつ継続した収入の見込める方
・保証会社の保証を受けられる方
・契約時の年齢が満20歳以上満66歳未満で、最終返済時年齢が満71歳未満の方
勤続年数(自営は営業年数)が2年以上の方
前年度税込年収(自営は申告所得)が200万円以上で安定かつ継続した収入の見込める方
・保証会社の保証を受けられる方
追加融資 不可

(※)2020年6月現在の金利

多目的ローンは、利用限度額が10万〜300万円。金利は、固定金利か変動金利からの選択制となっており、固定金利で年6.650%、変動金利で年5.875%です。
固定金利と変動金利には以下の違いがあります。

固定金利と変動金利の違い

固定金利 ・借入期間中の金利が一定であり、世の中の景気の影響で金利が変わることがない。
返済額があらかじめわかっているので、返済計画を立てやすくなる
変動金利 ・借入期間中の金利が市中の金利変動に合わせて半年ごとに見直され、そのつど、金利が高くなったり低くなったりする。
金利が低い期間に完済できれば利息を抑えられるが、将来の金利上昇のリスクもある
・一般的に固定金利よりも低い設定になっていることが多い。

また、多目的ローンはカードローンに比べて申込条件が多いことから、返済能力をより厳しく問われると考えられるでしょう。
次は、審査方法について解説します。

信用情報がポイントになる保証会社による審査とは?

一般に、銀行のローンサービスの審査では、外部の保証会社が使われます。みずほ銀行の場合は、大手信販会社のオリエントコーポレーションが審査を委託されており、申込後はみずほ銀行およびオリエントコーポレーションの審査を通る必要があります

  1. 銀行の審査

    銀行の審査では、申込者が申込条件を満たしているかどうかといった申込内容の確認がなされます。ここで収入が条件に合わなかったり、過去にみずほ銀行関連サービスでトラブルを起こしていたりすると、審査に通らない可能性が高くなります。

  2. 保証会社の審査

    銀行の審査を通ると、保証会社の審査となります。ここでは、申込内容の整合性が確認されます。電話による勤務先等への在籍確認のほか、信用情報の確認も行われます。

信用情報とは、本人の属性、ローンやクレジットカードの契約状況、借入・返済状況などのこと。個人信用情報機関に登録されます。
さらに、各種ローンサービスにおいて、長期の返済遅延や返済不能などの問題が起こると「異動情報」として登録され、登録から5年間は審査に通ることはありません。

多目的ローンの借入方法・返済方法

多目的ローンの審査に通った場合、どのように借入・返済を行うのかについても、確認しておきましょう。

多目的ローンの借入・返済方法まとめ

商品 多目的ローン
借入方法 みずほ銀行の口座へ一括振込
返済方式 元利均等方式
返済期日 (1) 毎月決まった1日(任意)
(2) ボーナス増額返済
(3) 臨時返済(随時)

借入が一括のみの多目的ローンでは、借入方法が口座振込のみとなっています。
また、返済方式は元利均等方式が採用されています。

元利均等方式とは
元金と利息を合わせた毎月の返済額が一定
元利均等方式図解

元利均等方式では、返済額が一定なので無理のない返済計画を立てやすいですが、最初のうちは返済額に占める利息の割合が高く、元金の減りが遅くなる特徴があります。

返済期日は給料日などに合わせて、毎月の返済日(一定)を選択できます。
なお、借入金額の50%以内の元金については、半年ごとの増額返済ができるのも特徴です。ボーナスなど臨時収入があるときに返済をすることで、返済期間の短縮につなげることができます。そのほか、随時、申込店舗の窓口にて返済することもできます。

まずは窓口に相談!借り換え目的であることは伝えよう

多目的ローンの申込条件に合っている人で、借り換えのメリットを感じる人は、みずほ銀行の窓口で相談してみることをおすすめします。

多目的ローンでは他社借入の状況に加え、資金の使い道も伝える必要があります。他社借入に加えてさらに借入を増やすと思われないように、借り換え目的であることを含めて相談してみるとよいでしょう。

「おまとめローン」で返済はラクになる?

それでは、他社のおまとめローン専用商品から借入を行った場合、本当に返済がラクになるのかどうかについても詳しくみていきましょう。

おまとめローン専用商品は、返済に特化した商品

おまとめ専用商品は、返済に特化したサービスのため新たな借入はできませんが、毎月の返済負担を軽くすることを第一優先とする場合、利用を検討したいサービスのひとつです。また、借入限度額の上限が年収の3分の1程度となるカードローンとは違い、年収の3分の1を超える借入にも対応する場合が多いため、複数の借入をまとめるのに向いています

代表的なおまとめローン専用商品には、以下のものがあります。

主なおまとめローン専用商品

金融機関 会社名 商品名
消費者金融 アコム 貸金業法に基づく借換え専用ローン
SMBCコンシューマーファイナンス おまとめローン
アイフル おまとめMAX/かりかえMAX
銀行 東京スター銀行 おまとめローン
西日本シティ銀行 おまとめローン

本当に返済がラクになる?返済シミュレーションしてみよう

ローンをまとめるメリットは、金利を下げ、月々の返済額を減らせる可能性があることです。一般的に借入額が多いほど金利が低くなるため、複数の借入先へバラバラに返済するよりもお得になります。

一般的なカードローンでの借入をおまとめ専用商品でまとめた場合、返済はどのくらいラクになるのか、みてみましょう。

<おまとめで金利が安くなる例>

おまとめすると利息が低くなる

さらに、シミュレーションしてみます。
借入先A社、B社、C社、D社を消費者金融と想定し、おまとめ前は毎月トータルで6万円を返済、おまとめ後は毎月5万円を返済する場合を考えてみます。

おまとめ前の返済負担

借入額 金利 毎月返済額 返済回数 返済総額 利息合計
A社 90万円 年18.0% 3万5千円 33回 114万5562円 24万5562円
B社 50万円 年18.0% 2万円 32回 63万1374円 13万1374円
C社 10万円 年18.0% 5千円 24回 11万9772円 1万9772円
3社合計 150万円 6万円 189万6708円 39万6708円

おまとめ後の返済負担

借入額 金利 毎月返済額 返済回数 返済総額 利息合計
D社 150万円 年15.0% 5万円 38回 189万1756円 39万1756円

金利が下がることで、毎月の返済負担を1万円減らしても、返済総額や利息の合計が少なくなることがわかります。

現在、安定した収入があり、少しでも利息を減らしたい人は、ローンのおまとめを検討してみる価値はあるでしょう。

毎月の返済金額を減らすと返済期間が長期化することもある

おまとめには失敗リスクもあります。たとえば、借り換え後に毎月の返済金額を減らす代わりに返済期間が長期化してしまうような場合です。

借入額の総額を150万円、現在毎月6万円ずつ返済しているとします。それをおまとめ後に毎月5万円ずつおよび4万円ずつの返済に変えた場合を比較してみましょう。

返済長期化の例

毎月返済額 返済回数 返済総額 利息合計
おまとめ前(3社計)
(金利年18.0%)
6万円 32回 189万6708円 39万6708円
おまとめ後
(金利年15.0%)
5万円 38回 189万1756円 39万1756円
おまとめ後
(金利年15.0%)
4万円 51回 203万6686円 53万6686円

いくら金利が下がるといっても、毎月の返済額を2万円減らすと返済総額や利息が10万円以上違ってくることがわかります。現在の自分の返済能力に応じて、損をしない方法で借り換えられるよう注意が必要です。

年収の半分をオーバーする場合は、今の借入残高を減らすことから

他社からの借入総額が年収の半分を超えてしまっている場合は多目的ローンの審査にも通らない可能性が高いでしょう。

他社からの借入が多い場合は以下の2つの方法が考えられます。

  1. 今の借入残高を減らしてから借り換えを検討する
  2. 任意整理などを行って借金問題を根本的に解決する

それぞれ詳しく見ていきましょう。

今の借入残高を減らしてから借り換えを検討する

まずは、今の借入残高をなるべく減らすことから始める必要があります。

現在借りているカードローンのうち、一番利率が低いところに増額の相談をして、複数の借入をなるべくまとめる方法を検討してみましょう。おまとめすることで、確実に借入残高を減らしていくことが重要です。

ある程度借入残高が減ったところで、改めて利息の低いローンへの借り換えを検討しましょう。

根本的な借金の解決方法として、任意整理という方法もある

増額を断られてしまうなど、おまとめのめどがつかない場合は、弁護士事務所や司法書士事務所へ相談し、任意整理をする方法もあります。

任意整理とは
債務整理の方法の一つで、弁護士や司法書士事務所を通じて、金融業者に対して利息など支払いの一部を減額してもらう手続き

利息分を減額してもらうことで、返済総額が減るというメリットがありますが、信用情報機関に任意整理をしたことが登録されます。登録期間は5年間程度となるため、この間は新たな借入ができなくなります。

この記事のまとめ

  • みずほ銀行にはおまとめ専用ローンはなく、カードローンか多目的ローンで借り換えることになる
  • 他社からの借入が多い人は、カードローン・多目的ローンいずれの審査も通る可能性が低い
  • 確実に返済を終わらせたいのであれば、他の金融機関が提供しているおまとめ専用ローンに申し込むといい
  • おまとめをする場合、金利や月々の返済金額によっては、損することもあるので注意が必要
監修者画像:伊藤 亮太

監修者

ファイナンシャル・プランナー

伊藤 亮太

いとう りょうた

慶大院修了後、証券会社にて営業・経営企画、社長秘書等を行う。投資銀行業務にも携わる。
現在、資産運用と社会保障を主に、FP相談・執筆・講演を行う。東洋大学経営学部ファイナンス学科非常勤講師

著書

「ゼロからはじめる! お金のしくみ見るだけノート」(宝島社)(監修)、「金融入門基本と常識」(西東社)(著作)

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