※新型コロナウイルス感染拡大防止に伴い、掲載カードローン各社の営業時間等が変更になっている場合があります。詳細は各社公式サイトをご確認ください。

監修者
ファイナンシャル・プランナー
伊藤 亮太
いとう りょうた
みずほ銀行カードローン |
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目次
借入金額の全額を一度で返済するのが「一括返済」
一括返済とは、ローンのうちまだ残っている借入残高を全額、一度に返すことをいいます。全額返済するので、返済回数はこの1回だけで済み、その後ローンの借入残高は残りません。
みずほ銀行カードローンの一括返済では、利息を含めた貸越残高(マイナスになっている口座残高)の精算を行います。
簡単にいえば、借入残額と利息を返済することをいいますが、それら以外に何か余分にお金を取られたりはしませんので安心してください。
一括返済をするメリットとデメリット・注意点は?
みずほ銀行カードローンで一括返済を行うメリットとデメリット・注意点には何があるのか。1つずつ解説していきましょう。
一括返済をするメリット
みずほ銀行カードローンの利息は、借入残高に「日割り」でつきます。日割りということは、借入日数が長くなるほど利息は増えていきます。
逆にいえば、一括返済で完済できれば、その分借入日数を大きく短縮できることから、支払利息の軽減につなげることができます。つまり、早く完済するほど利息軽減の効果は大きくなるのです。
一括返済をするデメリット
一括返済となるとまとまった資金が必要です。ケースバイケースですが、数十万~数百万円もの大きな金額が必要になると考えられます。
一括返済をする際の注意点
一括返済を検討する前に、返済後の生活をシミュレーションしておくべきです。一括返済後の生活に余裕があるかどうか事前に確認してください。
もし資金繰りが大変になりそうと考えられる場合は、一括返済を後にずらすか、一括返済を避けることも検討すべきでしょう。
みずほ銀行カードローンの一括返済を行うには2種類の方法がある
みずほ銀行カードローンで一括返済を行うには、2種類の方法があります。自分にとってどちらの方法で行うのがよいのか、検討してみてください。
一括返済の方法
- みずほ銀行の店頭で手続きを行う
- ATM&電話で手続きを行う
みずほ銀行の店頭で手続きを行う
みずほ銀行カードローンの一括返済は、みずほ銀行の店頭、またはインターネット支店で受け付けています。
みずほ銀行の店頭
みずほ銀行の店頭では、営業時間内(平日9:00~15:00/土日祝日は除く)に来店して手続きを進める必要があります。
手続きの際には、一括返済に必要なお金(またはそのお金が入っている口座通帳)、キャッシュカード(ローンカード)、運転免許証などの本人確認書類が必要です。
みずほ銀行インターネット支店
インターネット支店では、月曜日~金曜日の9:00~21:00まで受け付けています。
なお、インターネット支店で当日中に全額を精算したいという場合には、一括返済の手続きは9:00~14:00までに行わなければなりませんので注意してください。
ATM&電話で手続きを行う
ATMと電話で一括返済をする場合、以下の手順で進めます。
- まずはATMで元金全額の返済を行う画面操作をします。
- みずほ銀行カードローン専用ダイヤルに電話をして、「一括返済に変更したいこと」「元金の返済は済んでいること」を伝えます。
- 返済用普通預金口座から支払利息全額が自動引き落としされて、一括返済の手続きは完了となります。
一括返済でどれだけ利息を軽くできる?シミュレーションしてみた
みずほ銀行カードローンの一括返済を行うと、どれくらい利息を抑えることができるのでしょうか? 以下のケースでシミュレーションしてみました。
借入後6ヶ月・12 ヶ月後に一括返済した場合と、一括返済しなかった場合の支払利息額を比較(借入額50万円、金利年14.0%、月々の返済額1万円のケース)
返済方法 | 支払利息額 |
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6ヶ月後に一括返済した場合 | 2万3,685円 |
12ヶ月後に一括返済した場合 | 4万1,920円 |
一括返済しなかった場合 | 26万8,852円 |
つまり、12ヶ月後に一括返済した場合と一括返済しなかった場合とでは、支払利息額に、
26万8,852円-4万1,920円=22万6,932円
もの差が生じます。
また、6ヶ月後に一括返済した場合と一括返済しなかった場合とでは、支払利息額に、
26万8,852円-2万3,685円=24万5,167円
もの差が出るのです。
これでいかに早く完済することで利息を減らすことができるのか、分かりますね。
みずほ銀行カードローンの返済が滞ると、一括返済を請求されることがある
一括返済には利用者自身が希望して行うケースもありますが、みずほ銀行カードローンの返済が滞った際に、みずほ銀行側から一括返済を請求されるケースがあります。
とはいえ、返済を延滞してしまった場合でも、すぐに支払えばさほど大きな問題にはなりません。ただし、カードローン提供会社から督促の連絡を無視し続けていると、利用者に対して一括返済を求められることになるかもしれません。
延滞した場合にどのような流れで一括返済が求められることになるのか。以下の流れに沿って進められます。
- 電話・郵送による返済確認・督促の連絡
- みずほ銀行カードローンの利用停止、一括返済を求められる
(1)電話・郵送による返済確認・督促の連絡
まず、みずほ銀行カードローンの保証会社であるオリエントコーポレーション(以下、オリコ)から、電話および郵送にて返済の確認および督促の連絡が入ります。
ただし、この段階で厳しく返済の督促が行われることはありません。例えば、1~2回程度の延滞でもすぐに支払えば、引き続きみずほ銀行カードローンを利用することができます。
(2)みずほ銀行カードローンの利用停止、一括返済を求められる
ただ、滞納状態が長期間にわたり続いた場合には、みずほ銀行カードローンの利用停止措置が取られる可能性が高くなります。
その後オリコから、借入残高とともに、ローンの返済が滞った際の“罰金”に値する「遅延損害金」の一括返済が求められます。
こうした一括返済は望んでいないものですよね。一括返済もできるに越したことはありませんが、まずは毎月、着実に返済していくこと。延滞はしないこと。これが大事です。
銀行カードローンの利息負担を軽くする、もう1つの方法が「任意返済」
一括返済以外に、銀行カードローンの利息負担を軽くして早期に返済する方法があります。それは「任意返済」です。
- 任意返済とは?
- 月々の返済を行う「約定返済」とは別に、繰上返済など前倒しで一部返済を行う方法。
任意返済の場合、支払う金額やタイミングを自分で決められます。通常の約定返済額(月々の返済額)に縛られることなく、例えば、1万円でも10万円でも自分にとって無理のない金額で返済を行うことができます。
任意返済のメリット
支払う利息を減らし、返済期間を短縮できます。支払う金額は自分で決められるので、家計と返済負担を考慮しながら行うことができるのがポイントです。
また、任意返済を複数回活用して返済することで、借入残高や支払利息を徐々に軽減していけます。
みずほ銀行カードローンの任意返済はどこでできる?
みずほ銀行カードローンの任意返済は、以下で行えます。
- みずほ銀行ATM
- コンビニATM(イーネット・ローソン銀行・セブン銀行)
- イオン銀行ATM、ゆうちょ銀行ATM(「カードローン専用型」のみ利用可)
- みずほダイレクト(インターネットバンキング)
ただし、みずほ銀行の店頭や郵送・電話では任意返済はできません。
借入残高で端数が残った場合はどうなる?
みずほ銀行カードローンで一括返済を行った場合、借りた元本も利息も全額返済したことになります。これにより、借入残高はゼロとなります。消費者金融のように、借入残高に端数が残る「無利息残高」があるといったことにはなりません。
なお、借入残高が毎月の返済額より下回った場合には、最後に残りの金額が自動引き落としされ、完済となります。
みずほ銀行カードローンの返済システムをおさらい
これまで、みずほ銀行カードローンの一括返済や任意返済について説明してきましたが、そもそも、みずほ銀行カードローンは通常、どのような返済のシステムになっているのでしょうか?
通常の返済方式や引き落としのタイミングなどについて、おさらい解説をしましょう。
みずほ銀行カードローンの通常の返済方式は「残高スライド方式」
みずほ銀行カードローンの通常の返済方式は「残高スライド方式」で行われます。
残高スライド方式とは、借入残高に応じて月々の返済額が変動(スライド)する返済方式のことをいいます。
ただ、残高スライド方式には、月々の返済負担が軽減できるというメリットはあるものの、なかなか返済が終わらないというデメリットもあります。
一括返済や任意返済を上手に活用して、どこかのタイミングでまとまった金額を返済し、利息や借入残高を減らすことを検討してみるとよいでしょう。
みずほ銀行カードローンの通常の返済方法だと毎月10日に自動引き落とし
みずほ銀行カードローンの通常の返済は、毎月10日(銀行休業日の場合は翌営業日)に前月10日(銀行休業日の場合は翌営業日)現在の借入残高に応じて、返済用普通預金口座から自動引き落としされます。
引き落とし日は返済当日の夜間となっています。なお、返済当日の夜間に入金しても引き落としが間に合わず、残高不足に陥る可能性もあります。返済当日の前日までに口座引き落としに備えて、返済用普通預金口座に一定額を入金しておきましょう。
少額で単発の借入であれば、消費者金融を選ぶのも1つの選択肢
できる限り早く完済したい。できるだけ無駄なお金は払いたくない…。そんな人は、消費者金融のカードローンも1つの選択肢としてあってよいでしょう。
消費者金融のカードローンでは、少額で単発の借入の場合、無利息サービスをうまく利用することで、利息がかからずお金を借りて、返済することが可能だからです。
例えば、大手消費者金融会社の1つであるプロミスの場合、初めて利用する人を対象に、契約日ではなく、実際の借入日から30日間、無利息となるサービスを実施しています。例えば、「来月の給料で完済できる」といった場合であれば、無利息サービスを利用することで、借りた元本を返済するだけで済むのです。
プロミス

- 原則24時間振込も可能
- 最短1時間で借りることも可能
- 郵送物なし・カードレスのWeb完結も可能なので、家族などに知られることなく、借り入れが可能です。
短期で少額、単発ですぐ返済が可能であれば、消費者金融のカードローンを申し込むことを検討してみてもよいでしょう。