更新日:2020-06-16

バンクイックの審査に総量規制は関係ある?他社借入があってもOK?

総量規制にかかりそうで、これ以上、消費者金融からは借りられないかも
銀行は総量規制の対象外だって聞いたけど、新規で借入できるのかな?
どうせなら、メガバンクから借入できたらいいんだけど…

カードローンを利用している人なら、「総量規制」という言葉を聞いたことがあるでしょう。

年収の3分の1を超えて消費者金融から借入することを原則禁止としたものです。この総量規制にひっかかると、お金を借りたくてもそれ以上は新規で借入ができなくなってしまいます。

この記事では、総量規制を超えた場合、本当に銀行カードローンで借入ができるのか?気になる審査は?など、総量規制と銀行カードローン、とくにバンクイックに注目して解説していきます。

総量規制対象外のバンクイックも自主規制による審査がある

  • バンクイックをはじめとする銀行カードローンは、法的には総量規制の対象外
  • 銀行は総量規制の対象外だが、自主規制による独自の審査を行っており、総量規制の上限である年収の3分の1を超えて借入をするのは難しい
  • 銀行カードローンの審査で、他社借入額や借入件数が多すぎると、返済能力なしと判断されて審査落ちする可能性が大

※新型コロナウイルス感染拡大防止に伴い、掲載カードローン各社の営業時間等が変更になっている場合があります。詳細は各社公式サイトをご確認ください

三菱UFJ銀行カードローン

  • 利用限度額:10万~500万円
  • 三菱UFJ銀行の口座新規開設不要
  • 借入状況によっては返済は月1,000円からOK

バンクイックは総量規制の対象にはならない?

バンクイックは、三菱UFJ銀行のカードローンです。総量規制では、「消費者金融などの貸金業者」からの借入を対象」にしており、「銀行は対象外」になります。ですから、バンクイックのカードローンは総量規制の対象にはなりません

しかし、対象外であるバンクイックでも、無条件で借入OKとはなりません。お金を貸してもちゃんと返済できるのか、銀行独自の審査があるからです。このため、他社借入も含め、総量規制で定められている「年収の3分の1」を超えた額の借入は難しいかもしれません

お金を借りる際に必ず知っておきたい「総量規制」について、まずは説明します。

目的や対象など、そもそも総量規制とは?

総量規制とは

  • 貸金業者からの借入総額の上限を年収の3分の1までに制限
  • 消費者金融やクレジットカード会社などの貸金業者が対象で、銀行は対象外

総量規制とは、貸金業者からの借入が年収の3分の1を超えると、新たな借入はできなくなる、というものです。

例えば、年収が300万円の人は、消費者金融などの貸金業者から100万円までしか借りられません。

複数の消費者金融から借りている場合、それらの合計が年収の3分の1を超えると新たな他社借入はできなくなります。例えば、年収300万円の人が、A社から70万円、B社から30万円をすでに借入している場合、新たにC社からは借りられないということです。

総量規制は何のために設けられたの?

お金を借りたい人にとっては、わずらわしい規制のように思えるかもしれませんが、総量規制は借り過ぎや貸し過ぎを防ぐために導入されたものです。

かつて借金を抱えすぎて返済に苦しむ多重債務者が増加し、社会問題になったことから、2010年に改正された貸金業法によって総量規制が設けられました。

返済能力を超える貸し付けを禁止するため、貸金業者からの個人の借入限度額を年収の3分の1まで制限したのです。ですから、貸金業者で新規の借入をしようとする際には、他社借入が総量規制の上限を超えていると審査落ちの可能性が高いことを覚えておいてください。

総量規制の対象となるのは「貸金業者=消費者金融」

総量規制は、貸金業法で定められたもので、「貸金業者」が対象になります。

貸金業者とは、消費者金融やクレジットカード会社などが該当します。
したがって、貸金業者には該当しない銀行や信用金庫、信用組合、労働金庫などは総量規制の対象外となります。

総量規制によって銀行カードローンも自主規制へ

法律上、総量規制の対象外であることから、銀行カードローンの過剰融資が社会問題となり、近年では審査が厳しくなってきています。2017年に、金融庁による三大メガバンク(三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行)への立ち入り検査が行われ、それを受けて銀行カードローン融資の自主規制が強化されたのです。

ですから、はっきり明記されているわけではありませんが、バンクイックでも総量規制の目安である「年収の3分の1」を考慮していると考えてよいでしょう。

金利や限度額、申し込み条件など、バンクイックの基本情報

バンクイックの審査について見ていく前に、まず基本的なことをおさえておきましょう。

バンクイックの基本情報

金利 年1.8%~14.6%
利用限度額 10万円~500万円
申し込み方法 インターネット/テレビ窓口/電話
営業時間 インターネット:24時間
テレビ窓口(※):平日 9:00~20:00、土祝 10:00~18:00、日 10:00~17:00
電話:平日9:00~21:00、土・日・祝日9:00~17:00
返済方法の種類 自動支払い(口座引き落とし)
ATM(三菱UFJ銀行、提携コンビニATM)
インターネットバンキング(三菱UFJダイレクトのみ)

(※)新型コロナウイルスの影響により、緊急事態宣言解除までの間、テレビ窓口の営業時間が下記のように縮小。
平日9:00~17:00のみ。土日祝日については利用不可。

特徴的な金利や利便性

消費者金融のカードローンの金利は、プロミスで年4.5%~年17.8%、アコムやアイフルで年3.0~18.0%ですが、それに比べてバンクイックの金利は年1.8%~14.6%となっています。

また、全国各地にあるATMのほか、セブン銀行やローソン銀行、イーネットATMといった提携のコンビニATMでも利用できます。インターネットからなら24時間申し込めて、Web完結も可能です。

ローンカードの申し込みに不慣れな人は、三菱UFJ銀行に併設された「テレビ窓口」でオペレーターにサポートしてもらえます。銀行窓口が閉まった後、平日15時以降や土日にも利用できて、カードの受け取りも可能です。

バンクイック審査に申し込むには

次に、バンクイックの審査に申し込むための条件ですが、Webサイトなどでは下記のように記載されてます。

バンクイックの申し込み条件

  • 年齢が満20歳以上65歳未満で、日本国内に居住していること
    (外国人は永住許可を受けていること)
  • 原則、安定した収入があり、保証会社であるアコム(株)の保証を受けられること

バンクイックの審査は保証会社であるアコムが行っているので、過去にアコムで返済トラブルなどを起こしていると審査落ちになる可能性が高いです。逆に言えば、アコムで定期的に借入し、返済もきっちり行っていれば、「優良顧客」として、バンクイックでの審査でもプラスに評価されるようです。

他社借入がある場合でも、バンクイックの審査に通る?

銀行カードローンであるバンクイックは、「総量規制の対象外ではあるものの自主規制を行っている」とわかったところで、では実際に他社借入がある人でもバンクイックで借入ができるのか、どんなケースで審査落ちしてしまうのか、見ていきましょう。

結論から言うと、他社借入があっても「返済能力あり」と判断されれば審査に通る可能性があります

どの程度が「返済能力あり」なのか、バンクイックのWebサイトなどでもはっきりとした基準は公表されていませんが、個人の返済能力を確認するために独自の審査を行っています。

返済能力=安定した収入があるかどうか

バンクイックの申し込み条件では「原則安定した収入がある」ことが必須。毎月一定の収入があって返済能力があるかどうかをチェックされます。

収入がない無職の人は申し込みができませんが、パートやアルバイトの人でも、長期にわたって安定した収入があり、返済能力ありと判断されれば審査に通る可能性も。日雇いや短期のアルバイトなどでは、収入が不安定と見なされ審査落ちの可能性が高いです。

さらに、返済能力が低い場合──つまり年収が低い人やパート、アルバイトなどの非正規社員の人は、仮に審査に通ったとしても借入限度額は低く設定されることが多いようです。

カードローンの申し込みには収入証明書が必要な場合も

バンクイックでは、50万円を超える限度額を希望する場合、収入証明書として源泉徴収票や住民税決定通知書、納税証明書、確定申告書などの書類を提出する必要があります。安定した収入があったとしても、多額の借入をする際には希望額に見合った年収でなければ審査は通らないでしょう。

また、本人確認書類として運転免許証などの提出も必須になっています。

在籍確認の電話にも注意

さらに、申告した勤務先に本人が勤めているかどうか、電話による在籍確認が行われることも多いようです。

バンクイックのWebサイトなどでは、勤務先や自宅に本人確認の連絡をする場合があると記載されています。在籍確認は重要なチェックポイントなので、電話が来ることも念頭に置いておきましょう。

なお、外出などで本人が直接電話に出られなかった場合でも、社内で取り次いだ人が「〇〇はただいま外出しております」などと答えてくれれば在籍確認OKとなることもあります。

他社借入がある場合、その金額や件数、返済状況などが厳しく審査される

カードローンの審査で、「他社からの借入」については非常に重要なチェックポイントとなります。収入に対して他社借入額や借入件数が多すぎる場合、審査に通るのは難しいでしょう。

銀行カードローンも、総量規制の基準となっている「年収の3分の1」はある程度の目安にしてよいでしょう。他社借入額との合計が年収の3分の1以下であればよいのですが、すでに総量規制の額を超えている場合は審査落ちの可能性が高いです。

Webサイト上の「お借入診断」でまずはチェックしてみよう

バンクイックでは、本申し込みをする前に、Webサイト上で簡単に行うことができる「お借入診断」を設けています。

「年齢」「性別・独身既婚」の他、「他社のお借入状況について」の項目では借入の件数と金額を入力します。これら3項目から「申し込みが可能かどうか」の結果が表示されます。

この「お借入診断」を著者が試してみたところ、「20代/男性独身」という設定で、他社の借入状況を「300万円」にすると、借入件数が「3件」までなら「バンクイックをお申し込み可能と考えられます」という結果になりました。

年収の3分の1を目安とすると、20代で年収900万円という人はなかなかいないかと思いますが、第一関門の申し込み基準はクリアとなりそうです。

ただ、借入件数を「4件」とすると、「ご入力いただいた内容では、バンクイックのご利用が可能かどうか判断できませんでした」という結果に。これは申し込みするまでもなく、審査落ちする可能性が大きいと思われます。

このことからも、借入件数が審査基準のポイントになっていることは間違いないでしょう。

しかし、当然のことながら「お借入診断」でOKでも、実際の審査に必ずしも通るとは言えません。あくまで簡易的な「目安」として利用してください。

三菱UFJ銀行カードローン

  • 利用限度額:10万~500万円
  • 三菱UFJ銀行の口座新規開設不要
  • 借入状況によっては返済は月1,000円からOK

他社借入に関する情報は正確に申告すべし!

他社借入があって審査に通るか不安だから、少なめに申告しちゃおう…
というのは絶対にNGです。

審査の際には、虚偽の申告がないかどうか、「信用情報の照会」が必ず行われます。信用情報とは、指定信用情報機関で集約されている個人の借入に関する情報のことです。

他社借入がいくらあって、返済状況はどうなっているのかといった情報が照会され、返済トラブルや申告の虚偽があった場合、審査通過は難しくなります。他社借入に関する嘘は100%ばれてしまうので、正確に申告するようにしましょう。

総量規制が不安な人は「おまとめローン」や「増額」の検討を

総量規制を超えそうな場合やすでにオーバーしている場合は、以下の2つの対応が考えられます。

  • おまとめローンを使って返済を優先する
  • すでに借入しているカードローンの増額申請を行う

この2つの方法を詳しく見ていきましょう。

返済専用の「おまとめローン」は総量規制の対象外

他社借入の件数が多いという人は、まず借入先を整理することをおすすめします。複数の借入を一本化する「おまとめローン」を利用してみるのもよいでしょう。三菱UFJ銀行にはおまとめローン専用商品はありませんが、多くの消費者金融で設けられています。

総量規制にはいくつかの「例外貸し付け」というものがあり、「おまとめローン」もこの例外のひとつと見なされ、総量規制の対象外となります

「例外貸し付け」は、返済能力に問題がない場合や、借入の必要性・緊急性が高い場合に認められるもので、下記のようなものがあります。

総量規制の例外貸し付け

  • 顧客に一方的有利となる借り換え
  • 緊急の医療費を支払うための貸し付け
  • 社会通念上緊急に必要と認められる費用を支払うための資金の貸し付け
  • 配偶者と併せた年収の3分の1以下の貸し付け
  • 個人事業者に対する貸付け
  • 預金取扱金融機関からの貸し付けを受けるまでの「つなぎ資金」に係る貸し付け

複数の借入を金利の低い一社にまとめることで、返済の負担を軽減する「まとめローン」は、「顧客に一方的有利となる借換え」にあたり、法律的に総量規制の対象外として認められているのです。

多くの金融機関では「おまとめローン専用商品」を用意しているので、利用してみるのもよいでしょう。ただし、おまとめローンは返済専用のため、追加の借入はできないので気をつけてください。

また、各カードローンでは「最低返済額」を設けていますが、月々の返済を抑えるために最低返済額しか返さないでいると返済期間が長期化してしまいます。無理のない返済計画を立てて、余裕のある時は「繰り上げ返済」するなどして、早めに完済することをめざしましょう。

主な「おまとめローン」とその金利

商品名 金利
アイフル「かりかえMAX」 年3.0%~17.5%
アコム「賃金業法に基づく借換え専用ローン」 年7.7%~18.0%
プロミス「おまとめローン」 年6.3%~17.8%
東京スター銀行「おまとめローン
(スターワン乗り換えローン)」
年12.5%

他社借入をバンクイックのカードローンで一本化できないか?と考える人もいるかもしれません。他社借入がある時点で審査落ちする可能性が高いので、バンクイックを「おまとめローン」として使うのは難しいでしょう。ちなみに、三菱UFJ銀行にはおまとめローン専用商品はありません。

今借りているカードローンで限度額の増額を申請

総量規制を超えていない人は、新規で借入先を探すよりも、すでに借入している金融機関へ限度額の「増額の申請」をしてみるという対応策もあります。

最初に契約したときよりも年収が増えたという人や、返済を滞りなく行っている人は、「返済能力に問題なし」と評価されて、増額の審査に通る可能性があります。

別の会社へ新規で申し込むよりも本人確認の手間が省けるので、比較的短時間で済むと考えられます。また、カードローンは一般的に、借入限度額が上がるほど、金利が低く設定されるので、こちらもメリットと言えるでしょう。

増額申請の方法や基準は各カードローンによって異なりますが、下記のポイントをふまえて検討してみてください。

増額申請をする際の注意点

  • 契約時より年収が増えているか(収入証明書類を提出する必要がある)
  • 半年以上利用実績があるか
  • 返済遅延などのトラブルがないか

総量規制まで余裕があるなら、新規の消費者金融を検討しても

ここまで、総量規制に不安がある人を前提に説明してきましたが、自分の年収とそれに対する総量規制を改めて確認してみたら、まだ総量規制まで余裕があることが分かったという人もいるかもしれません。

もし総量規制をオーバーしておらず、なおかつ借入先がそんなに多くないという人は、新規借入先として消費者金融を検討してみるのも選択肢のひとつです。

消費者金融のカードローンは、バンクイック同様にWeb完結が可能ですが、さらに即日融資してもらえるところが多いのも特徴。金利を比較すると、アコムやアイフルの上限金利は年18.0%ですが、プロミスでは年17.8%となっています。

なるべく早くお金を借りたいという人は、各社の金利や限度額などを比較したうえで無理のない借入を計画しましょう。

主な消費者金融カードローン

サービス名 アコム プロミス アイフル
利用限度額 1万円~800万円 1万円~500万円 1万円~800万円
金利 年3.0%~18.0% 年4.5%~年17.8% 年3.0%~18.0%
融資までの時間 最短30分 最短1時間 最短1時間
Web完結 申し込みのみ対応

プロミス

  • 原則24時間振込も可能
  • 最短1時間で借りることも可能
  • 郵送物なし・カードレスのWeb完結も可能なので、家族などに知られることなく、借り入れが可能です。

この記事のまとめ

  • バンクイックをはじめとする銀行のカードローンは、法的には総量規制の対象外だが、自主規制による独自審査を行っている。
  • 総量規制は、多重債務や自己破産といったトラブルから消費者を守るためのもの。総量規制を超えて借入することは、銀行カードローンでも難しい。
  • 銀行カードローンの審査では、他社借入の金額や件数が返済能力に見合うかどうかをチェックされる。
  • 総量規制を超えそうな場合やすでにオーバーしている場合は、総量規制の例外となっている「おまとめローン」や今借入しているカードローンの増額申請を検討してみても。

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