はじめてのテープ起こし作業の仕事をする時に注意点はありますか?

はじめてのテープ起こし作業の仕事をする時に注意点はありますか?

ランサーズやクラウドワークスなどのインターネット上で仕事ができるクラウドソーシング※の普及で、たくさんの人たちが在宅で自由な働き方で働くことができるようになりました。
(※クラウドソーシングとは、ネットなどを使い不特定多数の方へ仕事を外注化する働き方)

ネット環境さえあればどこでも作業が可能で、お小遣い稼ぎや本業にする人まで出てきています。
クラウドソーシングは初心者でもいろんなお仕事にチャレンジする機会が多い環境となっています。

そんななか、テープ起こしの仕事はWEBで作業的には簡単に始められるため、やってみたいと思う方が多い仕事の一つです。

しかし初心者がテープ起こしをする際、正しい方法を知らずに仕事をスタートさせてしまい、クライアントさんとトラブルになったり、やり方が我流すぎて時間がかかってしまったりと、大変な思いをしてしまう可能性があります。

そのような初心者の方に、テープ起こしのプロから仕事の基本について学んでほしいと思い、このような記事を紹介することにしました。

この方法は、あくまでテープ起こしの先生が行っている一連の流れですので、どんな状況でも確実に正しいというわけではありませんが、初心者の方が迷いなく作業していただけるように書いていきます。

テープ起こし作業の流れ

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1.音声ファイルをいただいてもすぐには文字起こしを開始しない。

音声ファイルをいただいたら、まずは全部通して1・2度聴きます。
その際に、キーワードと思われるもの、テーマやその周辺の固有名詞をメモしながら聴きます。

テーマがなじみのないものの場合、WikipediaやWeblio辞書、Yahoo!の検索等でテーマを検索してみて、話の大体のイメージを作っておきます。

この際に、話の裏付け情報を得られることもあるかと思います。
裏付け情報に関しては、できるだけ原典に近いものをピックアップしておきます。

事前に全て通しで聴いておけば話の流れのイメージもできますし、予めキーワードのチェックをして情報の収集を行っておけば、漢字や表記の誤り等を少なくすることもできますので、遠回りのように見えても結局はテープ起こしの時間が短くなります。

私の場合、テーマで検索してみてヒットしたページをいくつか読んでみる、とくにWikipediaやweblio辞書等でその言葉がヒットすれば必ず読むようにしています。

2倍速、3倍速で聴くことに慣れている人の場合、ついていけるのであればこの段階は倍速で聴いても良いかと思います。

私は別の勉強でスピードリスニングというソフトを使っていたことがあり、速聴に慣れていますので、大体2倍速以上で聴いて、キーワードの抜書きと話の流れメモを手書きで簡単に作っています。

ウィンドウズのメディアプレーヤーであれば、0.5倍速~2倍速までは調整できるかと思います。

2.テープ起こし・荒起こしについて

タイピングは速い方が良いですが、ブラインドダッチ(タッチタイピング)ができる人であれば十分だと思います。

すでに話の流れ、テーマについては事前調査が終わっているかと思いますので、テープ起こしの経験がない方でも、やっていくうちに慣れてスムーズにできるかと思います。

私の場合、この段階では

①メディアプレーヤーで0.5~0.8倍速程度の速さで調節しながら聴いて、聴こえるスピードと同じ程度の速さで入力する。ここは、文字を入力するだけではなく、漢字変換をする際にテープについていけなくなりがちなので、文字入力速度より少しゆっくり目かな、と思う再生スピードに合わせれば良いと思います。

②後でチェックするので誤変換には特段気を遣わない。再生速度についていくことを最重視する。

③聴こえにくかったところや、ついていけなかったところがある場合は、少しずつ巻き戻して微調整しながら起こす。

④一度最後まで起こし終わったら、等速で最初から最後まで聴いて、聴き間違いがなかったか等のチェックを行う。再生スピードを落とすと、例えば「カット」が「カート」に聴こえている(これは再生ソフトの仕様上避けられないかと思います)等の場合がありますので、そういった点をチェックして荒起こし完了です。

 

当たり前と言えば当たり前ですが、このようにしています。

3.テープ起こし・完成まで

ここはテープ起こしの原稿を読み返して誤変換や表記ゆれをチェックしていくだけですので、特段問題はないかと思います。

ケバ取り(「あー」「えーと」など、文脈上意味のない言葉を取り除くこと)の必要があればこの段階で行います。

4.記事のチェック

表記ゆれのチェック等をします。「できる」と「出来る」が混在する等、これは数をこなして自分がしやすいことを知っておくしかないと思いますが、調整の際はワードであればCtrl+fキーで検索をかければ効率的に修正できるかと思います。

どうしても人間の目ですることですので、つぶしきれない場合もあるかと思いますが…。

最終的には一度、クールダウンした後に通しで読んで、自分の中で問題がなければドラフトとして仮納品、のイメージで良いかと思います。
仮納品の段階で9割くらいは作ってしまうようにしていますが、ボリューム調整等の要請については対応できる位の期間の余裕は見ておいた方が良いと思います。

ドラフトでOKをいただければ、もう一度記事のチェックをして完成品の作成となります。

テープ起こし初心者の注意点まとめ

テープ起こしの仕事は、タイピングスキルにより作業が早い遅いなどの差が出るとは思いますが、基本的にはタイピングができればどなたにもできるお仕事です。

ですので、同じような作業ができるライバルがたくさん存在するのも事実です。

ただ音声の内容を文字に変更するだけでなく、ある程度の納品物の質の担保できるようになれば、クライアントからの信頼を得ることができ、継続してお仕事をもらえる状況になるでしょう。

 

さらに、テープ起こし以外に、記事作成の依頼などが来る可能性もあります。

ライバルが多数存在するテープ起こしの仕事ですが、周りの同業者よりもすこしでもよい納品をして、クライアントさんからの信頼を得られるように頑張ってみて下さいね。

 

作業を行うには、変な業者の教材を購入したり斡旋をうけたりせず、「ランサーズ」や「クラウドワーク」などでお仕事を受注すると初心者でも練習になりますよ。

テープ起こし内職の詐欺業者も、少なからずいるようですのでご注意ください。

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