減塩・節約・時短ができる料理方法!山本式弱火調理法を体験してみた

減塩・節約・時短ができる料理方法!山本式弱火調理法を体験してみた

 

料理をしているとき、たくさんの油や調味料を使ってしまっていると感じことはありませんか?
台所の汚れや食器の油を落とすのに、たくさんの洗剤と労力を使っていませんか?

そんな方におすすめできる節約をしながら、おいしく早く野菜の調理ができる「山本式弱火調理法」が話題になっています。

「山本式弱火調理法」は、少量の油と塩だけで劇的に野菜が美味しくなり、しかも台所が驚くほど汚れない調理法です。

家計の節約にもなるという、「山本式弱火調理法」とは、一体どんな調理法なのでしょうか。

平成26年に、この調理法の初のレシピ本が出版されました。
続いて平成27年に発売された『山本式弱火調理法レシピ』も合わせて、レシピ本は二冊出版されています。

 

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この調理法の発案者である山本千代子氏は昭和41年から料理教室を始め、平成9年には「食物の調理法」として特許を取得したほど、歴史と科学的根拠のある調理法です。

それでは、「山本式弱火調理法」について方法や著者が体験したことについてまとめていきます。

「山本式弱火調理法」の大きな3つの特徴

①体にやさしい
②お財布にやさしい
③作る人にやさしい

まず、「山本式調理法」の基本の作り方を紹介します。

<準備するもの>

・ふたがある鍋
山本式では直径16~20㎝の鍋を前提にレシピを提示している。大きいものだと、蒸発率が高くなり、焦げ付きやすくなる。

・塩
 食塩ではなく、ミネラルを含む精製されていない塩がお勧めです。

・油
 熱に強く、酸化しにくく、味の良いもの。山本式ではほとんどのレシピにオリーブ油かごま油が使われている。なかでもエクストラバージンオリーブ油や、純正ごま油などの良質な油を使うよう勧めている。

 

1)下準備をする。
必要に応じて野菜を洗い、切る。予熱していない鍋にオリーブ油をひき、ひとつまみ程の塩をふる。

2)野菜を鍋に入れてふたをする。
野菜の一部を入れ、塩と油を鍋底全体に広げるようになじませる。
残りの野菜を入れ、ぴったりのふたをする。

3)弱火にかける。
そのまま弱火にかけて、数分待つ。(IHの場合は、「弱めの中火」に設定する)
野菜や量によって加熱時間は変わります。

例)レタス1/4個:3分、もやし1袋:5分、ピーマン2~3個:3~5分、きのこ200g:5~8分、小松菜1把:茎3分+葉3分

どうでしょうか?拍子抜けするくらい簡単な調理法だと思いませんか?
それなのに、簡単でびっくりするほど美味しいのです。

その理由は、野菜の灰汁が旨味にかわり、しかも野菜の心地良い食感は残るから。

材料を重ねて軽い密封状態で加熱しているので、油と塩の成分や野菜の風味を含んだ水蒸気が全体にいきわたり、均等に味がついていきます。

この時出た水蒸気は材料の間を通り、ふたに到達し、下に落ちて、また水蒸気になって上がっていく…これを繰り返すことにより、味が濃縮されていき風味が増していくのです。

①体にやさしい

素材が酸化しにくい

調理の際、加熱の状況によっては過酸化脂質が発生しやすくなります。これを過剰に摂取すると生活習慣病の原因になり、ひいてはがんの原因になるといわれています。http://shopblog.ryukyu-onnetsu.jp/2014/12/blog-post_15.html

山本式では、軽い密封状態・材料を混ぜることが少ない調理法から、過酸化脂質の発生が抑えられると考えられています。

ビタミンなどの栄養素が壊れにくい

高温で加熱すると、熱に弱いビタミンは壊れやすくなり、ゆでる調理では水溶性のビタミンは流れ出てしまいます。

山本式では、水を加えずに材料自体から出る水分を利用し、通常の加熱調理よりも低い温度で調理するので、ビタミンの損失が少ないと考えられます。

減塩・減糖できる

山本式で調理した野菜は、驚くくらい味が濃いのです。筆者も3本入り100円の安い人参で試してみましたが、ドレッシングが不要なほど、甘くて美味しい。他の調味料で味をつける必要を感じないので、自然と減塩・減糖できるようになるのです。

②お財布にやさしい

たくさんの調味料を買う必要がなくなり、ガス代や電気代が抑えられる

色々な市販のドレッシングや、合わせ調味料を買っては余らせていませんか?山本式では少量の油と塩、弱火だけで美味しくなるので、食費やガス代・電気代の節約に。

洗剤や水の節約

ふたをしての調理なので、油が周りにはねて汚れることがほとんどなくなります。さらに、一つの鍋でできる料理も多いので、洗いものも少なくなり、洗剤や水の節約につながります。

洗剤や水の使用が抑えられるので、環境にもやさしいエコな調理法ですね。

③作る人にやさしい

時間にゆとりが生まれる

弱火で鍋が焦げ付きにくいので、つきっきりにならなくても大丈夫。弱火にかけている間に、洗いものをしたり他のおかずを作ったりと、効率的に動けるようになります。
しかも簡単に美味しくできるので、難しいレシピも必要ありません。
シンプルな味付けでも満足できる献立が出来上がるのです。

常備菜も簡単にできるので、週末などにまとめて作っておけば、毎日の献立づくりが楽になりますよ。

実践してみて・・・

我が家では、すっかり山本式が定着してきました。

何の野菜で試してみても、今まで食べていた野菜は、本当の美味しさを引き出せていなかったのだ、と思うほど、その美味しさに感動します!

例えば、ブロッコリーの緑は生の時よりも、濃いキレイな緑色になり、歯ごたえはしっかり残っていて、甘くて力強い味!

お肉料理では、ハンバーグがお勧めです。
みじんぎりにした玉ねぎを山本式にして、肉だねを焼く時も山本式で、弱火でじんわりと焼いていきます。
いつもの焼き方だと、ハンバーグの表面が割れて肉汁が流れ出てしまうのですが、山本式だと割れないままふっくらと柔らかく焼き上がります。

汁物も美味しい!

汁物の具を山本式にしてから、だし汁やチキンスープを足して煮込むのですが、灰汁がほとんど出ない、澄んだスープが出来上がります。
これが「灰汁が旨味に変わる」ということなのかな、と体感できて嬉しくなります!

ただひとつ失敗したのは、ほうれん草。
加熱時間を長くし過ぎたのか、くたくたで、しかもえぐみが残ってしまいました。

また挑戦してみたいと思います!

一品の調理時間が長いのかな、と思いきや、割とすぐに火が入るので、慣れれば三品ほどを同時に作れるようになります。

今まで生で頂いていたレタスも山本式にするとたくさん食べられるので、一玉があっという間に無くなります。

たくさん野菜を摂取できるので、お通じも良くなりましたよ~。

「山本式弱火調理法」では、健康的なレシピを美味しく簡単に楽しめ、家計の節約の助けにもなります。

さらに、時間にゆとりが生まれ、今まで調理で感じていたストレスも軽減されます。

ぜひ一度、試してみてくださいね。

(参考資料:『山本式弱火調理法レシピ』山本千代子・智香著 講談社)

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