ローンを組んででも、太陽光発電(オール電化)にするべきか?

ローンを組んででも、太陽光発電(オール電化)にするべきか?

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東日本大震災に伴う原子力発電所の使用停止などにより、電気料金の値上げが繰り返されています
ですので、今後10年くらいは電気料金が上がることはあれど、下がることはないだろうと予測されています。
そんな状況もあり、太陽光発電システムが注目されており、近年では新築で建設される家の多くがオール電化や太陽光発電システムを採用するお宅が多い状況です。
そこで太陽光発電と節約についてこちらでは詳しく解説していきます。

太陽光発電システムは必要なのか?

太陽光発電システムを設置する資金的余裕があれば、ぜったいに設置したほうが良いと思います。

理由は単純明快で、ほぼタダで電力を利用することができるようになるからです。

さらにオール電化住宅にすることで、電気代だけでなく、これまで払っていたガス料金も0円にすることができるのですから、やはり太陽光発電システムを導入する価値は十分にあると思います。

太陽光発電システムとは?

太陽のエネルギーを電力に代えることができるシステムのことですが、これにより住宅内の電力を太陽光で賄うことができるようになりますし、余った電力を売ることだって可能になります。

ただし、家庭内の電力すべてを太陽光で賄えるものではありません。

使用状況によりますが、一般的な考え方としては、電気代が高い昼間の電力を太陽光で賄い、電気料金が安い夜間の電力は従来どおり電力会社のものを使うという考え方です。

これにより、これまでの電気料金の40%~50%程度を太陽光発電システムで賄うことができるようになります。
そうすることで、これまで月平均1万円掛かっていた電気代を4,000円から5000円に抑えることができるようになります。

さらに、使いきれなかった電力は売電することができますので、この収入が毎月5000円から15000円ほどを見込むことができます。
このように余った電力を売電することで、その収入で電気代を賄うことができるので、実質電気料金はタダという考え方になります。

しかしここで問題なのが、太陽光発電システムを設置する費用です。
一般的には1kwの太陽光発電システムの導入コストは35万円~45万円程度だと言われています。

一般家庭に設置できる太陽光発電システムは平均4kw程度なので、初期投資費用だけでも140万円~180万円掛かる計算になります。

さらにオール電化住宅へリフォームするためには、ガスコンロやお風呂の設備を変更しなければなりません。
その費用として約70万円~100万円ほど掛かります。

この太陽光発電システムとオール電化の設置費用を合計すると、約210万円~280万円ほどになります。
この費用を現金で支払うことができるのであれば、十分に太陽光発電システムの導入を検討する余地はあると思います。

しかし、この200万円以上という費用を借金してまで太陽光発電システムを導入するメリットはあるのでしょうか?

買取保証制度とは?

太陽光発電システムが急激に増加したのには「買取保証制度」が大きく関係しています。
買取保証とは、設置したときの買取価格を10年間保証しますという制度のことです。

例えば2015年1月現在、太陽光発電の買取額は37円/1kw(10kw未満)となっています。
この37円という買取額を10年間保証しますというのが、買取保証制度です。

2014年12月に九州電力が買取を一時中断するというニュースが大々的に放送されましたが、これはあくまでも今後新たに導入する人の新規申請を一時中断するという内容であり、すでに売電契約を締結している人の買取を一時中断するという内容のものではありません。

もっといえば、この一時中断の対象となっていたのは、事業目的の太陽光津電システムであり、個人家庭の太陽光発電システムの場合は、ほとんどが対象外でした。

10年以内で償却できるかがポイント

このように現時点であれば、個人住宅での太陽光発電であれば、10年間の買取保証が利用できます。

もちろん、今後は事業用の太陽光発電のように突然中断や中止される可能性も十分あります。
仮にそのような事態にならなくとも、今後はどんどん買取額が引き下げられるのは容易に想像できます。

ほんの数年前までは買取補償額も42円とかいう時代がありましたが、今はすでに37円にまで引き下げられています。
今後新規で申請するのであれば、34円や32円という買取額になることもあるでしょうし、もしかしたら20円台なることだって考えられます。

実際に政府は売電保証のプレミアム期間を3年間と言っていましたので、売電契約がスタートした2012年7月から2015年7月まででプレミアム期間は終了することになります。
そうなると2015年度の買取額は一気に引き下げられる可能性が高くなるというわけです。

太陽光発電システムのポイントは10年間の買取保証内ので設置時の費用を回収することにあります。
設置時に掛かった費用を10年以内で償却できるのであれば、太陽光発電システムを検討する価値は十分にあると思います。

年間の売電量

太陽光発電システムの平均的な発電量は、年間で1kwあたり1000kwと言われています。
そうなると4kwの発電システムを設置すれば、年間で4000kwの発電が見込める計算になります。

その4000kwのうち、家庭内電力で消費する量を4割、売電を6割として計算してみましょう。

売電できる電力は4000kwの6割ですから、年間2400kwとなり、それを37円で計算します。
4000kw×37円=88800円
この88800円を12ヶ月で割ると、1ヶ月あたりの売電金額は7400円となります。
売電量だけでみると、88800円×10年間=888000円なので、とても償却することはできません。

しかし、発電量全体で考えると4000kw×37円=148000円となり、10年間だと148万円になることがわかります。

太陽光発電システムの設置費用が平均140万~180万ほどなので、まさに現時点での買取額37円というのがボーダーラインであることがわかります。

~記事のまとめ~

太陽光発電システムは、これから新築住宅を建てるのであれば是非とも導入しておきたいシステムであることに間違いありません。

ただ、既存の住宅となれば太陽光発電システムを設置するコストもバカになりません。

どれくらいの年数で償却できるのか?
その間の買取保証だけでなく、ランニングコストなどを計算しながら良く検討する必要があります。

しかし、実際に導入を検討するのであれば、売電価格が高い今がチャンスという考え方は間違いではありません。これから先、売電価格は絶対に下降することが予測できますので、少しでも良い条件で設置することをおすすめします。

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